- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488003920
作品紹介・あらすじ
これからあなたを、ヴィクトリア朝の世界へお連れします。当時の女性がどのように暮らしていたか知ったら、きっとあなたは驚くはず。小説や映画はすべてを描いていないから無理もないわ。だからあの時代へ行ったらきちんと生きていけるように、いろいろなことを教えてあげるわね……。ドレス、トイレ、入浴、ダイエット、求愛、結婚、避妊、そして――。約200点の図版を交えて、ヴィクトリア朝の女性のありのままの暮らしを紹介!
感想・レビュー・書評
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現代社会への扉を開いたヴィクトリア時代に今とても興味がありますが、本書はその寄り道です。淑女のイメージが強い当時の女性たちの環境や暮らしぶりが風刺的に詳細に解説されます。(例えば、トイレや月経事情まで) 衛生面や道徳規範など極めて生きづらい世の中なのに、あの優雅さを演出する女性のしたたかさには改めて敬服しました。ただ、翻訳が今時珍しい直訳的で読みづらい。苦労しながら読み終えました。
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学生(らいすた)ミニコメント
映画や小説などでは描かれないヴィクトリア朝の本当の姿を知れる
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/654797 -
「昔の男性は大変だったと思うけど、女性に比べたら、随分とマシ」と言い切っているのはすごかった。
近代ヨーロッパのリアルを追い求める作者に ナーロッパ を見せたら、どんな反応をしめすかなぁ……。 -
面白かったです。ヴィクトリア朝の女性の下半身事情や、優雅に見えて不衛生極まりない生活など、着目点が良かった。
風刺や皮肉めいた語り口調は読み始めは面白かったものの半ばからヒートアップしていき、実に下品でいちいち突っかかって子供みたいな皮肉をぶちまけているので、すこしうんざりしてきて疲れました。 -
皮肉に富んだ文書が面白い。
実生活として不快なことは多いよね
アメリカでもこの年代をヴィクトリア朝ということ
が一番の発見。 -
ヴィクトリア時代のイギリス小説を読んだりすることから、予備知識のためということで手に取ってみた。
主に風俗・性に関わる内容が多く、正史では語られない側面に触れることができた点はよかった。
ただ、文体がややクセがある。
主人公が19世紀のイギリスにタイムトリップしたという設定で、女性案内人がエスコートしてくれるというもの。
終始口語調で、どこまでがジョークでどこまでが真実かがわかりにくく、その点はストレスのかかる著作であった。