人という怪物 上 (混沌の叫び3) (混沌の叫び 3)

  • 東京創元社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488010027

作品紹介・あらすじ

土着の生き物スパクルの大軍がニュー・プレンティスタウンに迫る。想い合うトッドとヴァイオラの運命は。カーネギー賞受賞。『怪物はささやく』の著者が贈る、驚異の3部作完結。

感想・レビュー・書評

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  • 前まではトッドとヴァイオラのそれぞれの視点の語りだったのが、もう一人追加された。
    そのせいか主人公なのに影が薄くなったような…
    なんで円環なんだ?というのが少しわかりそうな気がしたけど謎は謎か…
    でも前巻までの絶望感は薄れていいる。希望もなくなってきてるけど、あれ…

  • スパクルの反撃が始まり、新たにヴァイオラの仲間が現れた。
    トッドがノイズを制御し、相手を操ることを覚え、ヴァイオラの悪化する感染症。
    争いがいきに非悲惨なものか、人々の日常を破壊していっているのか、読んでいてつらい。
    トッドと、ヴァイオラのすれ違いも辛い。
    どうなるのか、下巻でちゃんと幸せになってほしいが。。。

  • プレンティス総統率いるアスク隊に入れられたトッド。ミストレス・コイル率いる反政府組織のアンサー部隊に加わったヴァイオラ。想い合うふたりは、心ならずも敵同士の集団に属することになってしまった。すれ違う心、届かぬ叫び…。だがそんな人間同士の争いを飲みこまんばかりの大軍が、ニュー・プレンティスタウンに迫っていた。虐げられていた土着の生き物スパクルがついに蜂起したのだ。このままではすべての人間の存在が危うくなる!第一部『心のナイフ』でガーディアン賞、第二部『問う者、答える者』でコスタ賞、そして本作でカーネギー賞と、三大タイトルを独占したYA文学の金字塔。

  • 翻訳出ました! パトリック・ネスさんの「混沌の叫び」トリロジーの第3部、上巻。先月末に出たのは新聞で見て知ってたけど、図書館にリクエストしようとしたら既に入っていたので予定を変更してまで図書館へ。自分でもちょっと驚いて、そんなに好きか、このシリーズ?と自問し、今すぐ読みたい!と即答。期待値は高いです。
    第3部はほとんど戦闘に次ぐ戦闘なので、ちょっとつまらないかと思ったのだけど、なかなか緊迫感があって読ませる。なにを考えてるかわからない古狐たち、お互いの心に嘘はないのに状況によって距離が開いていくふたり、かわいそうなデイヴィや「リターン」や馬のアングハラッドやブラッドリーたち、そしてなつかしいベン。相変わらず謎のままのプレンティスタウンの女性たちを襲った運命。
    上巻は極限まで緊張が高まった感じ。これで下巻でどう締めてくるのか、ほんとに楽しみ。

  • いよいよスパクルが反攻を開始したけど、人は全然まとまってくれないよの巻。
    果たして和平は叶うのか。
    ノイズで何ができるのか、ノイズとは何か…
    しかしこうなってくると本当に何故女性にはノイズがないのか…。
    そろそろ首長へのフォローというか背景が語られるかなーと思ったけど、どうやらまだまだ首長の活躍は続くようだ。

  • 2014.04.18

  • こうしたし、わくわくして、ドキドキした。

  • スパクル視点が出てきておもしろくなってきた。
    ランド、スカイ、パスウェイ、クリアリング…スパクル世界の用語が
    新鮮でよい。

    どこかのページで誤植発見。(下だったかも)
    首長の会話かなんかに3がまぎれてた。

  • 前付の献辞に続くページに他序として、
    Radiohead の Idioteque の冒頭の歌詞がある。
    なんか納得。
    ヤングアダルトの形を借りた黙示文学なのかも。
    次は下巻。

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