- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488010942
作品紹介・あらすじ
奇抜な着想、軽妙なプロットで、短編を書かせては随一の名手。1963年には『未来世界から来た男』で創元SF文庫の記念すべき第一弾を飾ったフレドリック・ブラウン。その多岐にわたる活躍の中から、SF全短編を年代順に収めた全4巻の決定版全集。第3巻には「スポンサーからひとこと」など著者を代表する傑作16編を収録。
感想・レビュー・書評
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ほんとうは文庫のスポンサーから一言を読んだので収録が違うのだけど登録されてないので備忘録的にこちら
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巨匠フレドリック・ブラウンの短編全集、第3巻(全4巻)。
前巻に引き続き良質な短編SFが揃っており、「星ねずみ」の続編や、ブラウンのアイロニーが光る「未来世界から来た男」や「ドーム」など、全体的に楽しめたとは思うが、特別グッとくるような作品は見つからず、ちょっぴり残念。
「未来世界から来た男」が、創元SF文庫の第1弾のタイトルだったとは初めて知った。創元SF文庫の記念すべき1冊目がブラウンの作品集だったとは。 -
ショートストーリーの名手・フレドリック・ブラウンのSF短編を年代順にまとめた全集の第三巻。収録された16篇にはハズレがなく傑作ぞろい。SFラブロマンス<地獄のハネムーン>は最初の状況設定から面白く、最後までワクワクが止まらなかった。ここまで読んできたブラウン作品の中で一番好きかも。ミッキーと教授が愛らしい<星ねずみ再び>は筋書きの面白さと考えさせられる結末、1粒で2度美味しい作品。巻末を飾る<処刑人>はスパイアクション大作。このまま映画にできそうで非常に読後感が良かった。この3冊目は1、2巻と比べても本当に面白いので人に薦めたいのだが、いかんせん(3500円+税)は敷居が高いんだよねぇ……。
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初めて買った文庫本がフレドリックブラウン
でした。子供の私に、良く見つけたねと、褒めてあげたいです。 -
割とシリアスとか、サスペンス物が多い感じ。多くの作品の共作相手のマック・レナルズの作品も読みたくなった。
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SF。短編集。シリーズ3作目。
いつも通り、すべての作品が好き。
「最後のハネムーン」「ドーム」「賭事師」が特に好き。 -
2020年10月8日読了。短編に定評のあるSF作家フレドリック・ブラウンの作品を新たに編纂した短編集の第3弾。私が未読の、面白いSF作家ってまだまだ世界にはたくさんいるものだ…。東西冷戦時代を背景とした、地球の滅亡・信用できない隣人や政治家・異星の襲撃により団結する地球人、などのテーマの短編はどれも設定~展開の語り口の滑らかさ・ユーモア漂うやり取り・オチの意外性と3拍子揃っていてどれも面白い。ディックの長編に似ている『処刑人』の雰囲気や、「心を読まれる」絶体絶命の窮地で打開策を目指す『賭博師』などの作品は特に楽しめた。1、2も読んでみたい。