- Amazon.co.jp ・マンガ (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488023911
感想・レビュー・書評
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なんてことなんてことなんてこと!!!
手塚治虫に「この線は描けない」と言わしめた諸星大二郎が、まさかの「とりかえっ子の話」で火の鳥の完全オマージュをするなんて!! 2006年に!!
表紙も素晴らしいし「子ねずみと小鳥と焼きソーセージ」「めんどりはなぜ死んだか」なんてデビューしたての諸星先生を彷彿とさせて怖気が立ったし(変わらぬものが描けるというのはそれを原点とできるということ)、「ラプンツェル」はもう本当に真骨頂でしかないと思ったし
だけど「とりかえっ子の話」ですよ
手塚があれだけの長い前置きを描きに描いて伝えたかった火の鳥の世界を、このページ数でまったく同じラストで描く!?
人類の居なくなった世界、そこでただ死ねない、頭をぶった切っても死ねない
滅びた世界を眼前に笑う、これがオマージュと言わずしてどうしますか ロックととりかえっ子は完全に同じなんだよ
恐るべし諸星先生 同じ時代に生きることができて本当に良かった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「心ざわめくモロホシ版グリム童話の世界へようこそ
広く知られている「白雪姫」や「狼と七匹の子やぎ」などのお話にはじまり、
「藁と炭とそら豆」などそんな話があるんだと初めて知るようなものまで、グリ
ム童話のそれぞれの作品が、新たな命を吹き込まれて登場。緻密に描かれた全12
編が、独創的かつ画期的な魅惑の諸星ワールドへと誘います。巻末には書き下ろ
し漫画のほかに、著者自身によるイラスト入り作品解説も収録した、充実
の1冊。」 -
『小ネズミと小鳥と焼きソーセージ』のソーセージは美味しそうだけど『奇妙なお呼ばれ』のソーセージはあまり食べたくないなと思いました。
『カラバ侯爵』は元ネタのそれよりもうんと邪悪な侯爵になりそうなので是非頑張って欲しいです。 -
諸星大二郎氏の作品『スノウホワイト グリムのような物語(2006)』を読了。
お気に入り
「ラプンツェル」と「カラバ侯爵」と「とりかえっ子の話」がお気に入り。 -
「猟師とおかみさんの話」★★★★「ラプンツェル」SF仕立て。長い髪が介護ロボットのコードで。患者は自分でコードを介してロボットを操作し自分の介護をする。★★★★★「とりかえっこの話」★★★
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時事ネタがー ううっ
『コルベス様』の家を襲撃するぬこさんと牝鶏さんはかっこいいです。時事ネタ―
ソーセージ関係が何となく何回も読ませる。
他、いいんだけど。うーん。 -
獣人も鳥人も出てきて楽しいよ!!
奇妙なおよばれと長靴をはいた猫がよかった。
知らん話が多かったので、巻末のあらすじと解説があったのがよかった。グリム童話意外と知らん話多いんやなー -
巻末に原作の解説文があるのが有り難かった。
『7匹の子やぎ』と『長靴を履いた猫』が好き -
奇才の解釈によるグリム童話。
発想が自由だよな。