お好みの本、入荷しました (桜庭一樹読書日記) (創元ライブラリ)

著者 :
  • 東京創元社
3.78
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本棚登録 : 310
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488070717

作品紹介・あらすじ

どんどん本を読み、どんどん小説を書くのだ-忙しくなればなるほど、サクラバカズキは本に没頭していく。鳥取へ、ラスベガスへ、アイルランドへと世界中を駆け巡り、さらには引越しや電撃入籍などの一大事をくぐり抜けながら読書をして、感じたこと、考えたこと…。読書魔の本領発揮!好評ウェブ連載の文庫化第三弾。

感想・レビュー・書評

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  • 桜庭一樹読書日記の3冊目。
    2008年4月から2009年5月までの日記が収録されています。
    結婚という大きな転換期を迎えて、読書日記に旦那様が登場するようになったのが、なんだか新鮮。

    桜庭さんの"血"や"一族"への関心の高さを改めて感じました。
    ノスタルジーという言葉の語源が家と苦悶である、という会話に、なるほどなぁ…と唸ってしまいました。

    巻末の対談で図書館の本について話しているところが好きでした。
    図書館の本は帯もついていなくて、基本的に著者名とタイトルしかない。
    いつの人なのか、どこの国の人なのか、どんな作品を書いていて、どんな賞を取っているのか、何も知らない。
    その状態で本を読むことの楽しさを語っているところで、私自身の小学生時代の記憶がぶわぁっと蘇ってきました。
    市立図書館で、はじめて児童コーナーではなく一般書の本棚へ行って、おそるおそるタイトルと本の表紙で本を選んだときの、あのどきどき感。
    できることなら、あのときと同じくらい、先入観がまったくない状態で本を選んでみたいなぁ。

  • 出た当時は単行本を借りて読んでたけど文庫で再読。は〜お願いだからまた読書日記再開してほしい………最高です。書くことについてのお話も、前読んだときより染みる。桜庭さんですら、書くことは決して楽なことじゃないんだなあ。

  • 相変わらずの読書量。海外へ行ったり入籍したりと、読書以外でも素敵なエピソードがてんこもりでした。旦那様のキャラが非情に面白い。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「相変わらずの読書量」
      凄いですよねぇ~読むのも早そうだし。。。
      読みたい本が、ドンドン増えるのが困りモノの一冊です。
      「相変わらずの読書量」
      凄いですよねぇ~読むのも早そうだし。。。
      読みたい本が、ドンドン増えるのが困りモノの一冊です。
      2012/09/04
  • 読書日記シリーズ第3弾。だということを読み終えてから知って慌てて前の2冊を購入。作家というのは本を読むものだとは知っていたつもりだったが、桜庭さんの読書量には驚いた。この方は本当に本を読まないと死んでしまうんだろう。こんなに大量の本をオススメされても、正直読める気など全くしないし、どこから手を付けていいのかもわからなくなってしまった。とりあえず桜庭さんの読書日記の残り2冊を読もう。

  • 再読。
    相変わらずおもしろくてすき。
    桜庭さんが結婚してたってのが意外だなー
    4巻5巻も文庫化して欲しい。
    読みたいです。。

  • 松阪BF

  • 今回も楽しく読了。ダンナさんとのやりとりが印象的。

  • この読書日記本当に面白い!本編もいいが巻末の対談がまたいい。著者が小さい頃どんな本を読んでいたか、どんな学生時代だったかを知ることが出来る。中高生の時の読書生活など鳥取での話がとても共感する部分が多く、楽しく読んだ。

  • 2013年2月8日購入。
    2015年5月20日読了。

  • 相変わらず大量の本を読み続ける桜庭さん。
    しかし彼女にも転機が…ってそこで終わるの?!

    今回は本を書く理由、作家の使命について考える機会が多かったらしく、ちょこちょこ書いていたのが興味深かったです。

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著者プロフィール

1971年島根県生まれ。99年、ファミ通エンタテインメント大賞小説部門佳作を受賞しデビュー。2007年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞、08年『私の男』で直木賞を受賞。著書『少女を埋める』他多数

「2023年 『彼女が言わなかったすべてのこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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