氷の天使 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M オ 4-2)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (437ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488195069

感想・レビュー・書評

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  • 「氷の天使」 キャロル・オコンネル著 務台夏子訳|文庫で読む 警察小説 | 日刊ゲンダイDIGITAL
    https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/305431

    キャロル・オコンネルの話——助走(執筆者・務台夏子) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート(2010.12.6)
    https://honyakumystery.jp/1291591661

    氷の天使 - キャロル・オコンネル/務台夏子 訳|東京創元社
    http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488195069

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    ここ何冊か読んでない、、、再開しなきゃ!

  • 処女作なので、どの作家でもそんな気がするのだが、ストーリーと文章が硬いような。もっと話を整理出来たら、リーダビィリテイーが高くなるきがした。基本的なところは面白かったんだが、

  • 美人で有能で倫理観薄い女性捜査官が義父を殺した犯人を追う物語。容疑者をはじめとする登場人物の多さの割に人物描写が少ない。
    シリーズ作品なのでその点は解消されるかもしれないが、犯人を追い詰める過程がイマイチ。
    主人公の優秀さがはっきりしないのが残念。

  • 最新作「吊るされた女」がとても面白かったので、シリーズ一作目から読むことにした。ヒロインの刑事マロリーがほれぼれするくらいクールでカッコイイ。それ以上に、ストリートチルドレンだった彼女を引き取って育てたマーコヴィッツ夫妻との温かな絆が胸を打つ。

    本作冒頭でそのルイ・マーコヴィッツは捜査中に殺されてしまうし、妻のヘレンもすでにこの世の人ではない。でも、第六作である「吊るされた女」でも、この養父母の存在感はとても大きい。協調性などかけらもなく、我が道を行くマロリーだが、犯罪捜査においては頭の中に常にルイがいて彼女を導き、無償の愛を注いでくれたヘレンの思い出が彼女を支えている。

    マロリーは、ちょっとあり得ないほど極端な設定のヒロインだ。尾行が不可能なほどのずば抜けた美貌に、コンピュータを駆使する天才的な頭脳、悲惨な生い立ちから来る人間的な感情や倫理観の欠如などなど。しかし、マーコヴッツ夫妻をはじめとした周囲の人たちの造型がとてもうまく、マロリーの魅力を際だたせている。「ミステリ史上もっともクールなヒロイン」という評に納得。

    本作には「壊れた人たち」が何人も登場する。それぞれにぞっとするものがある。そのインパクトが強くて、ミステリとしてのストーリーを見失いそうになるくらいだ。このバランスの危うさと、プロローグの意味がわかりにくいことから、ここは厳しく★三つ。でもこのシリーズは「買い」です。

    • そよかぜさん
      第六作でもマーコヴィッツ夫妻の存在が大きなものとして描かれているんですね。
      この作品を魅力あるものとしているのは主人公よりむしろ周囲の人達...
      第六作でもマーコヴィッツ夫妻の存在が大きなものとして描かれているんですね。
      この作品を魅力あるものとしているのは主人公よりむしろ周囲の人達のような気がしす。
      2012/09/27
    • たまもひさん
      そうなんですよ。二作目から五作目は読んでいないのでわかりませんが、「吊るされた女」ではマーコヴィッツとマロリーはまるで二人三脚で捜査に当たっ...
      そうなんですよ。二作目から五作目は読んでいないのでわかりませんが、「吊るされた女」ではマーコヴィッツとマロリーはまるで二人三脚で捜査に当たっているようです。明脇役バトラーもライカーも大活躍で楽しいです。
      2012/09/28
  • 老婦人連続殺人事件の捜査中に殺された養父の敵を取るために、独自の捜査に乗り出すNYPDの女性巡査部長マロリーの話。

    「クリスマスに少女は還る」でも見せたキャラクター造形力は健在。って言うか、こちらの方が先に書かれたものなんだけど、この頃から秀でていたんだなぁ。
    元ストリート・チルドレンで泥棒の心を持ったまま大人になってしまったマロリー。コンピューターの扱いに長け、張り込みや尾行が出来ないほどの美貌の持ち主。
    そのキャラクターが物語の中で生かされ、また物語を引っ張っている。
    彼女にひそかに恋心を抱くチャールズ。そして死してなお物語りに濃く強く影を落とす養父・マーコヴィッツ。
    人間の様々なエゴに彩られて進む物語にはきちんと伏線も張られ、謎解きもお座なりにはされていない。
    ラストシーンが妙に象徴的で、それもまた深い余韻を残す。この先の物語が楽しみ。

  • シリーズ第一弾。浮いて鼻につきそうな設定の数々が見事に生きています。冷たく硬質な世界に吸い込まれる。

  • 3

    続編を追いかけるか迷うところ。

  • 「愛しい骨」「クリスマスの少女は還る」の作家さん。
    『キャシー・マロニーシリーズ』の一冊目とのこと。
    幸いにして一冊目だったので、これから機会があったら、シリーズ読み進めてゆきたいのですが。
    冗長に過ぎる場面などあり、時間はかかってしまったけれど女性らしいきれいな表現(訳者の方のおかげもあって)楽しい読書体験でした。
    主人公はもちろんだけど(美貌のハイレベルすぎるハッカーという設定)ほかの登場人物、過去の人物においてもある意味、魅力的な人々。

  • 氷の天使 (創元推理文庫)

  • 『ルート66』上下巻を買った後で、マロリーのシリーズが何冊もあることに気付き、1作目を古書で入手^^;
    天才的な頭脳と鮮烈な美貌を持つ女刑事もの!

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