メールオーダーはできません (創元推理文庫 M メ 2-1)

  • 東京創元社
3.10
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本棚登録 : 121
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488248031

感想・レビュー・書評

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  • コージーのシリーズ、1作目。
    自然豊かなメイン週の田舎町ティンカーズコーヴの古い農家に手を入れて住む一家。
    主婦のルーシーは大きな通販会社・カントリーカズンズにパートで勤めている。
    会社の駐車場で、経営者の死体を発見してしまう。
    ミステリ好きのルーシーは、信頼できる地元巡査バーニーと共に探り始める。
    3人の子どもは可愛いし、かなり恵まれているヒロインだが、実父を半年前になくし、それ以来母の様子がおかしい。
    クリスマス前の大忙しの様子がにぎやか。
    猫好きは要注意。
    91年発行。あちらでは順調に13作目まで出ているらしい。
    作者はヒロイン同様の田舎町で1971年から30年暮らしたそう。
    2007年10月翻訳発行。

  • 「死をもちて赦されん」の広告を見て。

    NYCだけがアメリカではない。
    大都市だけがアメリカではない。
    殺人とドラッグと銃がアメリカではない。
    そう、このメイン州の田舎町を舞台にした作品の中にあるアメリカは、
    確実に存在するアメリカの一面だ。
    殺人は起こるが。

    クリスマスに向けて買い物に走り、
    クッキーを焼いて交換したり、
    カブスカウトの少年たちに手を焼いたり。
    教会に社会生活を求めたり、
    突然会社を解雇されたり、
    シッターに言った先で冷蔵庫のモノと食べたり。

    カタログ販売のコールセンターの内側も面白かったけど、
    ミステリーとしてはちょっと。
    猫が殺されてしまったのはかわいそうだったし、その理由もわからなかった。

  • 紹介:アラン・ブラッドリー『人形遣いと絞首台』巻末広告

  • ルーシーは子供が三人居まして、末っ子はまだ小さいのです。
    おかげで毎日忙しく過ごしている様子が描かれていてとっても楽しい!しかもクリスマス前のドタバタでてんてこ舞い!!
    これぞ、コージーの醍醐味です。

    ミステリー部分については、まぁ重視しません(笑)
    クッキー交換会やら家の掃除やら、主婦の日常を読むのが非常に楽しいです♪

    シリーズものですので、のんびり追いかけて行きたい作品です。
    次作ではルーシーが第四子を妊娠中らしいので、それもまた楽しみですo(^▽^)o

  • とにかく忙しい。忙しいので、探偵して、犯人発見というより、なんとなくわかっちゃったっていう展開。。
    ジェーン、ジェフリーより子供が小さくて、夫のビルも生きてるし、夜のパートもある。

    舞台は田舎町で、ルーシーの家がまた素敵!暖炉にロッキングチェア、オーク材の大きな丸テーブル。

    ミス・ティリーとミセス・ミラーのお茶会がミステリアス。
    このお茶会が今後、どうなるのか楽しみ。

  • たなぞうでこのシリーズのことを知り、まずは第一作目からというわけでこの本。★3.5位かな、軽く楽しめました。子育て真っ最中の主婦ルーシーが主人公のコージーミステリ。謎の部分より、主人公の生活やクリスマスの様子など日常生活の部分が楽しかった。家庭生活と仕事とかなりハードな生活のルーシー。ミステリ好きというより、おせっかいから事件に関わっていく。そんなにあれこれかかえて大丈夫?と心配してしまった。物語なのに・・・ ^^;それにしても最近とんと翻訳された海外ミステリを読まなくなってしまったのは何故なのか??自分でも不思議。シリーズで何冊か出ているようなので、これからぼつぼつ読んでいくつもりです。

  • アメリカの主婦も日々の生活や悩みごとは同じ。。ようで少し違う。

  • すごく好きな感じだったー。いわゆるコージーミステリで、主人公は平穏な家庭の三人の子持ちの主婦。通販会社のオペレーターとしてパートで働いてる。舞台はアメリカの小さな町、クリスマス時期で、家族が集まったり、プレゼントあけたり、クッキー焼いたり、古きよきアメリカって感じ。そういう日常描写がものすごく好みで。ただただほのぼの、っていうんでもなくて、主人公がクリスマスの準備にピリピリしたり、家事と仕事の両立にイライラしたりする場面も多々あって、ユーモアありつつもリアルでいいなあと。ミステリ部分は、もの足りないっていわれるだろうなと思うけど。あと、個人的に、主人公が年老いた母親にひとりで会いたくないと思ったり、町に住む年をとってもしっかりしている婦人たちを見てあんなふうになれるかなとか思ったり、なんというか女性の生き方みたいなところもちょっと描かれているところが好きだった。シリーズ、どしどし訳されることを願うー。

  • 主婦が事件を解決するコージーミステリ。
    ネコの出番は少ないうえに、ネコ好きにはショックな場面もあるので要注意。

  • 通販会社でパートタイムのオペレーターとして働く主婦が、自社の社長の殺人事件を捜査するお話。
    プロットは単純。犯人もありきたり。特にラストの犯人に行き着くあたりはなんの捻りもなく、先が読めてしまう。
    ただアメリカの普通の家庭のクリスマスの様子は興味深かった。事件の捜査よりも主人公の日常生活の描写に重きが置かれていて、これぞまさしくコージーミステリと思わせる。
    でもやっぱり事件がもう少し面白いといいのに。ちょっと残念。

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