- Amazon.co.jp ・本 (573ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488276102
感想・レビュー・書評
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かなりダークだったわ。小児犯罪を扱ってるんだけど、結構食い込んでるわ。誰もが子供の時代を経験していて、弱い物に対する虐待、性的な興奮など、きちんと病気と受け止めて治療が可能なら治療するか、檻に入れてくれよ。被害に合ってる子供の年齢はかなり幼く、里親協会みたいな事業が仕入れ先という、かなりえげつない内容であった。このシリーズは人の心の闇を描くことが多いが、自覚のない悪事を利用した金儲けという、なんとも、死後は絶対に地獄行きという内容だった。オリバーがちょっとしっかりしてきた。主役なのになあ。
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「刑事オリヴァー&ピア」シリーズ第六弾。読み始めたらぐいぐいと引っ張られていく展開。事件が事件だけにつらくなるような描写もあるけれど、面白さは抜群。ひとつひとつが少しずつ繋がりだしていくその描きかたが本当にうまくて全体が見えた時の鮮やかさは素晴らしい。続刊も早めに読もう。
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凄い。本でしか味わえないよ。
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どえらいストーリー。
大きくて現代的なテーマと(連続)殺人、そして捜査官たちの私生活を絡めていくいつものスタイルだが、どんでん返しが今回は文句なく決まっている。読者は主人公たちより(ほんの少し)早く気づくつくりだが、それを明かすシーンがあざやかで良かった。
ゲストキャラの造型も魅力的。今回の推しは(なんと!)ギャングのボス。いい味出していた。
2020/2/12~2/13読了 -
あっちこっちに視点が飛ぶし、慣れない地名はたくさん出てくるし、で最初は置いて行かれそうだったけれど、最後にはちゃんとまとまるんだから、やっぱりすごいな、と。上級検事はわりと早い段階で「あやしくない?」と思ったんだけれど、まさかそういう風につながるとはねぇ!