- Amazon.co.jp ・本 (624ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488282103
感想・レビュー・書評
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リナ&デッカー、シリーズの7作目。
待ってたよぉ!!
ダイヤモンドディーラーの失踪と、リナの旧友の失踪。何のつながりのない事件が、ダイヤモンドディーラーの世界と、イスラエルという場所とで、交錯していく。
すっごく、面白かった。
二人の関係は相変わらず。でも、妊娠中だったり出産直後だったりした前、前々作に比べるとリナが活躍してます。が、デッカーはやっぱり、尻にひかれてるww
ダイヤモンドディーラーの世界のしくみとイスラエルの社会(ユダヤ社会というべきか)にかなり深く踏み込んでいる割に、堅苦しくなく、きっちりとエンターテナーに仕上げてるところは、フェイの実力がものをいってるって感じ。
と、最後が非常に非常によかったです。どうよかったかは、ネタばれになるので書かないけど、「贖いの日」の時もそうだったが、フェイは締めが上手い。
このシリーズ、まだ読んでない人は、人生損してるよww
…この作品は、1994年に発刊されている。その後、フェイはきっちり毎年1作づつ上梓している。リナ&デッカーシリーズも、あと8作出ている。
この後、ちゃんと翻訳が出るんでしょうか??
作品一覧が出てるとよく「来春、本社で発刊予定」とかって入ってるけど、1995年にでた8作目にそれはなかった。
…不安だ。
お願い! 東京創元社さま!! 次を早いとこ出してください! -
リナ&デッカーのシリーズ7作目。
2005年に翻訳発行されていたんですね。
しばらく読んでいなかったシリーズ、「木星の骨」が面白かったので、さかのぼって読み始めました。
ロサンゼルス市警の刑事ピーター・デッカーはリナと再婚し、農場を改築した家に住んでいます。
二人の間にはかわいい娘も生まれて9ヶ月。
リナの連れ子とも上手くいっている様子。
リナの旧友ハニーが突然、泊めて欲しいといってきます。
村を出たこともなさそうな子供達を引き連れて。
リナ以上に戒律を守って暮らしてきたユダヤ教徒なのですが、どこか様子がおかしい?
一方、ダイヤモンドのディーラー一家が行方不明になった事件をデッカーが担当。
親が発見されたが、子供は見つからず‥?
事件が絡み合い、デッカーは友を心配するリナと共にイスラエルへ向かうことに。
若い頃に3年間、エルサレムに住んでいたことのあるリナ。
土地勘があるので、堂々としています。
そこは、ダイヤモンドが流通する国際市場でもありました。
意外と穏やかな暮らしのすぐ傍に、危険が隣り合わせに。
初めて乗り込んだデッカーと共に、興味深い体験をする心地でした。
ユダヤ教徒ならではの暮らしぶりと、慈しみ合う家族愛が書き込まれているのが魅力のシリーズです☆ -
ピーター・デッカー&リナ・ラザラス・シリーズ第7作。
ユダヤ教社会が色濃く描かれた作品で、ピーターとリナはイスラエルまで足をのばす。
ダイヤモンド産業の仕組みや問題点、イスラエルとパレスチナとの緊迫した情勢など、硬派な内容が盛りだくさん。ミステリ的要素は物足りないものの、シリーズ最大の特徴であるユダヤ教徒の世界が紹介されている点で評価できる。元気がなかったリナが久しぶりに活躍しているのも嬉しかった。 -
水の戒律からずーっと読んでます。
ミステリというより、ユダヤ教的生き方が興味深くて。
ただ今回の「逃れの町」はややこしいうえ、散漫な感じでいまいちでした。
もっとストーリーが練られてぎゅっと詰まった作品を希望。 -
09/3 ★★★★
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イスラエルにいく意味がわからん。こじつけすぎです。