- Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488400576
感想・レビュー・書評
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字が小さくて読み応えあり。『弓投げの崖を見てはいけない』最後で車にはねられたのは誰か?自分の推理が合ってるかどうかが気になる。
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シェアード・ワールド。
この形式だとある種の縛りがあるからどんな展開になるのか、楽しみが増えていいし、実際カメオ出演なんかもあって面白かった。 -
蝦蟇倉市で不可能犯罪が起こるアンソロジー。
伊坂さん道尾さん以外は初読なので
らしさ はわかりませんが
1冊としても十分楽しめました。 -
企画物ってむずかしいんだろうなぁ。
っていうのがまず最初の感想。
"がまくら市"という架空の都市を舞台に5名の作家が寄稿した作品。
ちなみにこの世界、鎌倉市はちゃんと別に存在している模様(笑)
風光明媚で情緒あるがまくら市の名物は"不可能犯罪"が頻発すること。
1作目(道尾秀介)はさすが、よく出来ている。が、ちょっとサイコロジカルで不可能犯罪…?という感じもするけれど。
2作目(伊坂幸太郎)は少し短くて残念。
らしさはありつつ即興で仕上げたかのような印象。
と思ったら、実際あとからの参加でおそらくわりと短期間で書き上げた模様。
でもやっぱり上手いよな。
ラストがね、私は"そう"だと思いたいな。
3作目(大山誠一郎)個人的見解ではありますが、正直ガッカリ。
1番素直に不可能犯罪を主題に据えているけどトリックのこじつけ方に萎えた。
と、モチベーションが下がりきった所で
4作目(福田栄一)、
この話、好き!不可能犯罪がどこにあったかはこの際どうでもいいや。
ありがちではあるけどほんのりミステリアスな始まりからあったかくって軽快に展開していって…ラスト靖美ちゃんの職業に「おぉ」と納得。この方の他の作品も気になります。
5作目(伯方雪日)、これもわりと素直に不可能犯罪。面白い!てほどじゃないけど悪くない。こういうのもアリだなーっと。
そんなワケで☆は3.6くらいかなー。
半端がないので3にしたけど。
そして、
さすがにこれは伊坂さんの単独の本には収録されないだろうから、購入に後悔はありません。 -
複数の書き手が世界を共有する手法をシェアードワールド(シェアードユニバース)というそうです。
この本は不可能犯罪ばかりが起こる街、蝦蟇倉市を舞台として5人の作家が競作するミステリー集です。
不可能犯罪といっても最後には謎解きされるので、謎解きが好きな人におすすめです。 -
がまくら市という架空都市の舞台を各作家たちがシェアして描かれた作品集
伊坂さん目当てで購入して読んだ。
想像以上におもしろかった。
道尾秀介さんの作品が最初でよかったと思う。
多視点で描かれていてミステリーとして楽しめたし、
伏線や環境設定も詳しく描かれていたので、その後の
ほかの作家の作品へのリンクが見つけやすくなっていたと思う。
伊坂作品も登場人物の少なさ、限定された環境の中でもさらに狭い環境でキャラを立たせてすごいと思った。
大山さんの密室ものも不可能犯罪係という部署を設けて真知博士という人物が登場し、その後にも顔を見せておもしろい。
福田さんの「大黒天」はそれの真実を求める姉弟の話でいまいち入り込めなかったが、最後にこれまでの話とのつながりが見えたのがうれしかった。
伯方さんの作品は、格闘技ということで正直興味をもてずにいたが、読み進めていくうちにミステリー感がでてきた。
ただ銅像を動かす方法の部分はこれしかないという力技だったのが、笑ってしまえた。
とにかくこのような設定の作品集は初めて読んだが、
とてもおもしろかった。
リレー連載なのか環境や物語の一部、キャラクターをシェアするというのがよかったと思う。
2作目を買って読もうか迷う。 -
軽い気持ちで読むにはちょうどいい。同じ場所が舞台とあって話の繋がりは面白いが、物語としての浅さは避けようがないのかもしれない。
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まぁまぁ
伊坂幸太郎のが一番面白かったかな。
道尾秀介の後味の悪さは相変わらず。 -
架空の町、蝦蟇倉市を舞台にしたアンソロジー。バラバラに書かれたものではなくて、登場人物が重なっていたり、ある作品の事件が別の作品の裏で起こっていたり、作品ごとがゆるく繋がっているのが面白かったです。
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不可能犯罪ばかりが起こる街、蝦蟇倉(がまくら)市。
この街に住む人々の日常は、いつも謎と不思議に彩られている。
第一線で活躍する作家たちによる、不思議な街の道案内。