秋の花 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M き 3-3)

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  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488413033

感想・レビュー・書評

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  • 私と円紫師匠シリーズ3作目。


    P255秋海棠-断腸花
    「人を思って泣く涙が落ち、そこから、生えたといいます」

  • とても、いい話でした。
    母親になってから、もう一回ぜひ読みたいです。きっと今とはまた違った見方ができ、そしてまたよかった、と言えるはずです。

  • 悪意がないことにホッともしたが、やっぱりせつないなぁ★

  • 転落事故が起きて、一人の女子高生が亡くなり、その事故以降傷心の幼なじみを心配し、2人の先輩である主人公が事故の真相に迫る話。
    話が進むたびに、事件の可能性が匂ってくるが、ラストは少し切なくなる。
    どの登場人物の気持ちもわかって、何とも言えなくなる。
    円紫さんと主人公はさらに親しくなっていくのだろうか?
    気になる。

  • 読了日20121206

  • シリーズで初めての長編であり、また初めて人が死んでしまう事件が発生する。これまでの特徴であったほんわかした作風と、小気味よいテンポがなくなって、少しイメージが作品の変わったように思います。
    どちらかといえば、以前の方が良かったかな。

  • 解説を読んでやっと「一人殺して、もうひとり殺しつつある」の意味が分かった。だめだなーと反省。本編に関係ないように見えて、こんなに関係してくる言葉だったとは。

  • 再読。秋の日に。

  • 前作でほんの少しだけ登場した女子高生二人のこと、なぜか気になっていた。その二人に起こった悲しい事件が大筋。

    今回は円紫さんがなぞ解きをするのが、待ち遠しいようで怖かった。
    事実がわかって、辛く、でもやっと「彼女」が救われたことにほっとした。

    円紫さんシリーズでこの内容は、ちょっとショックだったな・・・
    物語の出来がいいだけに、よけい。
    でも読んで良かったとは思う。

  • 北村薫さんの、「私」シリーズ。「六の宮の姫君」と違って、こちらは読みやすいです。

    第八章に、ドラマがつまっています。そこまでの200ページは布石であり、淡々と進んでいく感じですね。物語の閉じ方も、余韻があって私は好きです。

    この話はミステリーとしての謎解きよりも、謎が明らかになったあとのドラマに感動があると思います。秋の夜長に読むのにぴったりのよい作品に出会えました。

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著者プロフィール

1949年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。大学時代はミステリ・クラブに所属。母校埼玉県立春日部高校で国語を教えるかたわら、89年、「覆面作家」として『空飛ぶ馬』でデビュー。91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞を受賞。著作に『ニッポン硬貨の謎』(本格ミステリ大賞評論・研究部門受賞)『鷺と雪』(直木三十五賞受賞)などがある。読書家として知られ、評論やエッセイ、アンソロジーなど幅広い分野で活躍を続けている。2016年日本ミステリー文学大賞受賞。

「2021年 『盤上の敵 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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