怪盗の伴走者 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
4.47
  • (8)
  • (9)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 91
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488421144

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 今回は事前予約をしていなかったので、手に入るかドキドキしながら発売翌日にいつもの本屋さんへ。

    まさかのサイン本が並んでいてラッキー。

    シリーズ1,2冊めの時のような冷たく音のない清冽な印象は薄れてしまいましたが(あの空気が大好きだった)、
    全て終わったあと、最後の文章が書かれた左側に真っ白なページが残されていて
    これだって満足感がありました。
    伝わらないかもしれませんが、これが余韻なんだよこれを求めていたんだよ、と。
    ただ終わるのではなく、ゆっくり息を吐きながら閉じることのできる静かな空気、それを含めて1作なんだ。そう感じました。



    ※スカイツリーよりも、凌雲閣を今一度作ってほしかったなあと思います。本気で。

著者プロフィール

1975年生まれ。秋田県出身。2008年、第2回ミステリーズ!新人賞最終候補作となった短編を改稿、連作化した短編集『人魚は空に還る』(東京創元社)でデビュー。他の著書に『クラーク巴里探偵録』(幻冬舎)、『百年の記憶 哀しみを刻む石』(講談社)などがある。

「2019年 『赤レンガの御庭番』 で使われていた紹介文から引用しています。」

三木笙子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×