ななつのこ (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
3.79
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本棚登録 : 3345
感想 : 453
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488426019

感想・レビュー・書評

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  • とても楽しく読めた。謎解きものだが、読了感が爽やかで。当時、小学生の愚息が、進学塾で当該書を題材とした入試問題を解き、帰宅後に私の書棚で本書を発見し驚いていたなぁ。伴侶が貫井徳郎とは後で知った。

  • 読者と著者の間のファンレターとその返事の中で解決するという、新しい形のミステリー。
    派手さは無く、ほのぼのする小説でした。

  • 素敵な話
    主人公が魅力的。
    優しさ知性豊か、ユーモアに富む。
    周りの人も個性的。
    今の状況のなかで読めたことに感謝。

  • 心がじんわり暖かくなる。たまにはこんな素敵なミステリも良いな。

  • 穏やかで少し不思議な日常の謎を物語にかけてよみ解いていく。
    主人公が微笑みながら手紙書いてる様子が目に浮かぶ。

  • おもしろかったのですが・・・文章が自分に合わない部分があったのと、安楽椅子探偵的なものが最近ちょっとダメみたいで、かなり厳しめな★3つ。

    主人公の視点や感じ方とか、ちょっと脇道の描写とか、女性のほうがより自然に受け入れられそうに思えました。

  • 20161120
    一年以上前に買ってなかなか読み進められず本棚に積まれていたのですが…、読む本がなくなってしまい改めて読み始めると、おもしろい、おもしろい!なんで昔のわたしは読み進められなかったんだ!
    最後はニヤニヤしながら読み終えました。

  • 初朋子。貫井徳郎さんの奥様ということから読み始めた珍しいパターンw でも、良かったですよ^^ ファンレターという形を採っているからか、駒子と綾乃さんとのやり取りが微笑ましく、日常の謎と分類される作品なのに作中作(別のななつのこ)が展開されてたりとちょっと変わってるなぁと。短編集だと思って読んでたら、最後のななつのこですべて一つに繋がったときはちょっとミステリーかなぁと思いました!

  • とってもほんわかしたミステリーで期待通りでした。
    駒子はおっちょこちょいで朗らかだけれども、子供の頃人に溶け込めなかった経験も有るので、一人ぼっちの子供を放っておけない優しさも持った女の子。
    目線がとても面白くて、普通だと見過ごしてしまうような謎が彼女の目線を通すと途端に不思議な光景に変わります。そんな不思議に対して鮮やかに謎解きをしてくれる作者。さて、この作者とはいったい誰なのでしょうか?

  • 最近、この作家さんの本を続けて読んでいるのだがなかなかいい。日常ミステリーといった感じで読むほどにほんわかしてくる内容です。この作品連作ですが、最後にあっ、というオチにつながってました。

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著者プロフィール

1966年福岡県生まれ。’92年『ななつのこ』で第3回鮎川哲也賞を受賞して作家デビュー。’95年に『ガラスの麒麟』で第48回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)、2008年『レインレイン・ボウ』で第1回京都水無月大賞を受賞。著書に『掌の中の小鳥』『ささら さや』『モノレールねこ』『ぐるぐる猿と歌う鳥』『少年少女飛行倶楽部』『七人の敵がいる』『トオリヌケ キンシ』『カーテンコール!』『いつかの岸辺に跳ねていく』『二百十番館にようこそ』などがある。

「2021年 『ガラスの麒麟 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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