ぼくとユーレイの占いな日々 (石狩くんと株式会社魔泉洞) (創元推理文庫)
- 東京創元社 (2013年2月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488440022
作品紹介・あらすじ
徹夜のアルバイトを終えた石狩くんが出逢った。冗談みたいな厚化粧の女。彼の過去の行動を当てる彼女は大人気占い師、摩耶優麗だった!石狩くんはある事件をきっかけに優麗が率いる占いの館・魔泉洞に就職してしまう。次々に持ち込まれる不思議な事件を鮮やかに解くユーレイの名推理と、超個性的な面々に振りまわされる石狩くんの受難の日々を描いた、ユーモアミステリ短編集。
感想・レビュー・書評
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[2013.06.06]
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就活のためにパソコンやスーツを買い、お金が無くなった石狩くんは、ビルのカーペットを敷くアルバイトの帰りに怪しげな占い師ユーレこと摩耶優麗に捕まり、そのまま優麗の占い会社の社員となる。優麗には超有名人たちが相談に来るのだが…。
謎も浅く、特に深刻な問題も起こらない軽い「ライトミステリ」とでもいうストーリー。コミカルなキャラクター設定で軽く読める。
全体の設定が、短編1本目で「過去を見てきたからね」という超能力的な物から始まるため、どういう世界観なのかがつかめないまま進み始める。しかし、話によっては無理やりであったり、それだけで?というものも有るが、そのあたりはミステリの謎に注目するよりも、脇役と石狩くんの掛け合いを楽しむものであろう。
また、筒井康隆や森見登美彦的に畳み掛けるようなセリフや石狩くん(というか作者の)愚痴も本作の読みどころであろう。
全体に謎が浅く、謎解きを楽しむという点では物足りなさを感じるものの、世代に関係なく楽しめる小説だ。 -
石狩くん、あきらめて魔泉洞に骨をうずめたほうがいいとおもう
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「謎の転倒犬」を改題
(収録作品)時をかける熟女/まぼろしのパンフレンド/謎の転倒犬/狙われた学割/七セットふたたび -
ある占い師と若い男性との5編の短編集。占い師が次々と日常の事件を解決する。超能力を使っているのか、観察眼を使っているのかわからないところが面白い。本当に超能力があるのではないかと思わせられる。
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徹夜のアルバイトを終えた石狩くんが出逢った。冗談みたいな厚化粧の女。彼の過去の行動を当てる彼女は大人気占い師、摩耶優麗だった!石狩くんはある事件をきっかけに優麗が率いる占いの館・魔泉洞に就職してしまう。次々に持ち込まれる不思議な事件を鮮やかに解くユーレイの名推理と、超個性的な面々に振りまわされる石狩くんの受難の日々を描いた、ユーモアミステリ短編集。
非常に読みやすいミステリ短編集。
空いた時間にさらっと読むには最適。
「狙われた学割」がベストです。 -
ちょっと変わった謎を解く日常系ミステリ。
ちょっとラノベっぽい。
登場人物がどうも好きになれない。 -
就職に苦労する大学生、石狩君が有名占い師、摩耶優麗の会社で働く羽目に・・・
ミステリーの短編5作品。