- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488451059
感想・レビュー・書評
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感想は下巻にて。
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恋愛ゆらぎ理論をご存知だろうか。
不安定なものを見ると
思わずぎゅっと抱きしめたくなる理論、
と世間では一般的に呼ばれているものだ。
主に男性の恋愛についての考察。
このテーマは、
なぜ異なる人に恋するのか、
という疑問から生じた。
美醜や性格の良し悪しの物差からすれば、
恋の対象は集中すると思われるのに、
なぜかばらける。
その要因が長年の研究から分かってきた。
好ましい異性を前にすると
女性は心拍が上がる。
心拍は文字通り震えであり、
その高まりは大きな揺らぎとなる。
その揺らぎに男性は恋をする。
だから世のあちこちで、
両想いというものが発生する。
多くの男性にモテる女性が説明できない。
学会ではそうした反論もあったが、
女性の美醜や性格の影響による
男性側自身の揺らぎが、
女性の揺らぎを誤認識すると証明された。
さて、この物語のヒロイン・小山内ゆき。
彼女から揺らぎは感じられない。
教室の片隅で静かに過ごしている。
でも注意深く見つめていると、
刹那、大きな揺らぎを発する。
その揺らぎを見てしまった人は、
もう逃れることはできない。好き。 -
あの日の放課後、手紙で呼び出されて以降、ぼくの
幸せな高校生活は始まった。学校中を二人で巡った
文化祭。夜風がちょっと寒かったクリスマス。
お正月には揃って初詣。ぼくに「小さな誤解で
やきもち焼いて口げんか」みたいな日が来るとは、
実際、まるで思っていなかったのだ。それなのに、
小鳩君は機会があれば彼女そっちのけで謎解きを
繰り広げてしまい…。 -
小鳩くんと小山内さんの次の物語が始まった。まだ栗きんとんは出てこない。高校の新聞部で書く内容って、時事ネタは厳しいんだな。さて、この事件の結末やいかに。
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おお、あっけなく二人とも。な始まり。氷谷がどうにも腹黒く見えてしょーがない。それにしても、惜し気もなく時間が経過していくなぁ。
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とてもスリリングで、ハラハラしながらよんでいた。
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いつになったら小鳩くんと小佐内さんが絡むのか、それをひたすら待つ上巻だった。続きが気になる。
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