家庭用事件 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488473075

感想・レビュー・書評

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  • 続き待ってました。いかにもラノベという感じになってしまったので、表紙は前の絵の方が好みでした。

  • 意外にこの人って社会派的な顔を持っているってのを改めて感じました。
    日常の謎テイストでほんわかした中に叙述トリックやミステリの仕掛けを使いながら社会派ドラマを斬りこむ。
    なかなかビターですね。

  • 10年分の作品をここまで一気読みしてみた。
    日常のミステリだけど、ここに来て妹の秘密が明らかに。
    次の続編はいつ出るのだ!!
    葉山くんは少しづつ進歩してるけど、伊神さんは相変わらずの名探偵ぶり。
    柳瀬先輩、いい!

  • "「あと、僕が着くまでに事件発生時と同じ状況を再現しておいてね」
    海老チリも「状況」に含まれるのかを尋ねたかったが、伊神さんはもう電源を切っていた。
    妹が期待に目を輝かせてこちらを見ていた。「何だって?」
    「すぐ来るって」
    妹は一瞬、驚いた顔を見せたが、すぐに何かを思い出した様子で部屋から飛び出した。ややあって壁越しに、がたごとという何かを動かす音。
    ……亜理紗、一つ言っておくけど、「部屋を片付ける」っていうのは、押入れに物を詰め込むことじゃないからね。"[p.119_家庭用事件]

    「不正指令電磁的なんとか」
    「的を外れる矢のごとく」
    「家庭用事件」
    「お届け先には不思議を添えて」
    「優しくないし健気でもない」

    面白かった……!見事に騙された、騙されたというか何というか。
    そうだね、中央分離帯……遠いよね……。
    最後まで読み終わってからだと「家庭用事件」の捉え方もちょっと変わってきちゃうような。
    あと、これ、父親……。

  • 市立高校シリーズ短編集。(前使ってた、にわか高校生探偵のなんちゃら……って感じだった長いシリーズ名より、こっちのがシンプルで良いですね!)
    今回は連作短編集ではなく、純粋な短編集。(この作家さんの場合、連作モノが多いからねー)どの話も、葉山君の男前っぷりが増し増しで惚れ直しました。やはり衝撃はあの一編ではありますが、どれも面白かったですよ。あとがきの切れ味も最高。
    シリーズ新刊久しぶりなのもあって、登場人物設定を忘れてる人もいて(笑)とりあえず久しぶりに過去作全て読み返してみたくなりました。

    ところで、シリーズ全体がtoi8先生のイラストではなくなっちゃってちょっと寂しいですね……。(けーしんさんのイラストも登場人物の特徴捉えててダメではないんですがー)

  • 『〈市立高校〉シリーズ』最新作。
    著者のデビュー作のシリーズだが、新作は久しぶりのように感じる。映像化された『戦力外捜査官』の方が矢張り知名度があるが、個人的にはこちらのシリーズが好きだ。
    『不正指令電磁的なんとか』と『家庭用事件』が好みだった。
    あと、お馴染みの『あとがき』もハイテンションで面白い。毎度、『あとがき』を楽しみにしている自分がいる……。

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著者プロフィール

1981年千葉県生まれ。2006年『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選しデビュー。「市立高校」シリーズ、「戦力外捜査官」シリーズ、「楓ヶ丘動物園」シリーズなどの人気シリーズの他に『難事件カフェ』『迫りくる自分』『きみのために青く光る』『シャーロック・ホームズの不均衡』『レジまでの推理~本屋さんの名探偵~』『101教室』『彼女の色に届くまで』『100億人のヨリコさん』『名探偵誕生』『叙述トリック短編集』『そこにいるのに』『目を見て話せない』『生まれつきの花 警視庁花人犯罪対策班』などがある。

「2023年 『育休刑事 (諸事情により育休延長中)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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