妖精の女王 (創元推理文庫) (創元推理文庫 F マ 10-1)
- 東京創元社 (2009年12月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488544027
感想・レビュー・書評
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アメリカが舞台の妖精ファンタジー。妖精設定のベースはケルト神話と、シェイクスピアの影響もある?土着の神話を持たないせいか、アメリカ製の妖精話はいつも借り物感というか、主人公の生活風景と妖精がマッチングしてない感が強いのだけど、この作品は話がいいのか訳がいいのか、あんまり妖精にバタくささがなくて意外だった。
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図書館で借りました。
今時の女子高生とおとぎ話の世界の融合、と言うことなのでしょうが今時ではなく一昔前?かなあと思いました。日本だとそれほど美形のアヤカシモノは存在しないような偏見がありますが妖精の世界は美形揃いですね。(怖いのも恐ろしいのも居ますがキラキラ妖精が全面に押し出されていた感があって美形のイメージしか残らない…)
それにしてもセスは主人公のどこが好きなんだろう?美人だからだろうか。なんだか読んでいて少女漫画を読んでいるみたいだなあと思いました。つまり洋の東西を問わず人間は美形に弱い!ということかな。
個人的にはドニアが好きでした。影を持った美人は好きだ!と言う訳で主人公バカップルよりもドニアと夏王がどうなるのかハラハラしました。続きがあるみたいなので気が向いたら読もうかな、と思います。ドニアが主役だったら迷わず読むんだけどなあ。 -
妖精物の、王道も王道な感じのストーリー。
どこかで読んだことあるかな、と思うほどにありがちなストーリーではあるものの、主人公や周りのキャラが魅力的だし、読みやすい文章なので、楽しく読み終えることが出来ました。 -
表紙が気になったので読んでみた。
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サマーフェアリー(妖精)のキーナンが実権を取り戻すために探し求めた相手が、人間の女の子アッシュ。アッシュはビジョンがある−普通の人間には見えない妖精が見える−、キーナンはサマーフェアリーキングで、アッシュと近づくために人間になりすます、それがものすごく魅力的、あらがえない魅力をたたえている・・・。あとがきに第2の『トワイライト』との呼び声も高いとあった。確かにね、結構似ている部分はあるかも。でも私はやっぱりトワイライトだなぁ。この本だったらキーナンン、トワイライトならエドワードなんだけど、エドワードの100%君しか見えない〜って方が好き。
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現代っ子と妖精の丁々発止の物語、というかんじでした。絶世の美男子妖精に求婚される、といってしまうとロマンスですが、べったり甘いかというと全くそんなことがなくて読みやすかったです。
西洋版百鬼夜行抄みたいで楽しかった。