- Amazon.co.jp ・本 (431ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488577025
感想・レビュー・書評
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タルマ&ケスリーの2作目。傭兵生活を送ることにした二人が加わった傭兵集団の話なのだけれど、某国の後継問題に巻き込まれ、どんどん話が転がって行って目が離せない展開になっている。タルマもかっこいいのだけれど、この本はケスリーが可愛くって仕方がない。(表紙の絵も可愛い。)
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「女神の誓い」の続編。女傭兵コンビ・タルマとケスリーの冒険譚。
前作とは異なり、ひとつの大きな流れに二人が飲み込まれていく話だったので、のめりこみ度は今回の方が大きかった。
ケスリーの選んだ人が、とても賢い彼女らしい人選だったことに笑みを隠せなかった。
やっぱり続きも読みたくなってしまうなあ。彼女達と彼のその後が気になる。 -
大好き!
マーセデス・ラッキーの安定した異世界ファンタジー。
女性至上主義の、自分大好きヒロイン大活躍物語だけど、まあ一昔前のファンタジーなんてそれの男版なんだから逆があったっていいじゃない(笑)。
これはこれで大好き。どっちもえこひいきしてない、バランスの取れた、男女対等にふつうに友情あるものが一番好きだけども(笑)。
で、最初読んだ時はとにかく面白くてだーっと読んだんだけれども、これは考えてみれば単純に、有能で格好良くて大活躍する白人女性がネイティブアメリカンに認められ評価される、という物語なのか……。
まあそういう所も素直でいいのかも知れない。いろいろ含みもなくかーっと読んでかーっと楽しんで「あー面白かったー」と明るく本を閉じられる感じ。
何も考えずに異世界ファンタジーを楽しんで、明るく終わるにはぴったりかな。 -
シリーズ第2弾
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前半は、厳しく辛い傭兵家業についての描写。
そして中盤以降は、切なく甘いlove story。
もちろん、そんなに簡単な要約ではないのですけれどもね。
個人的には、この作品はそういう印象。
本作は、Lacheyの持つ描写力が際だっているsceneが随所でみられます。
例えば、寒さに震える二人のscene。<blockquote>髪が頭にぴったりと張りつき。氷のようなしずくがひっきりなしに目に流れ込む。もう指先の感覚がない。足が痛み、関節がうずく。鼻が凍りついてもげそうだ。歯はがちがちと音をたて、くだけんばかりだ。</blockquote>読んでるこちらも、思わず身震いしてしまいそうです。
山口さんの訳も、変わらず巧いですし。言い回しとかほんと見事。
また、魔法対決のsceneの描写も素晴らしいです。
長いので引用はしませんが、これが、剣と魔法の物語を読む醍醐味でもあります。
残虐なsceneもあります。細かい描写がないことだけが救いです。
それはとても哀しくて、どうしようもないやるせなさを感じます。
けれど、そのsceneがあるからこそ、climaxが活きるのだと思います。
おそらく、本作を読んだ全ての人は、「裁きの門」で快哉を叫んだ事でしょう。
そして、素朴で、けれど熱いlove story。
なんというか、あったかい気持ちになれること請け合いです。
映像が、活き活きと目に浮かんでくるような作品だと思います。
Visual的な綺麗さも、本作の持つ魅力かな、と。
映画ではなく、文字だけであるが故のVisualize。
素晴らしいfantasyは、想像力の鍛錬に極めて有効です。
本作で、その事実を再認識しましょう。 -
以前読んだ「女神の誓い」の続編。すでに世界観にはなじんでいるので、物語に没頭することができて非常に楽しめた。
久々に非常におもしろいファンタジーに出会ったって感じ。同じシリーズの短編集「誓いのとき」というのもあるので、いずれこれも読みたい。 -
続き。誓いを破りし者、と言う原題はなんだろう?と思っていたらなるほどそういうことだったのか、と最後の方にわかりました。それにしてもケスをこの世界に引き止めるためにタルマが払った代償はなんだったんだろう…?ちょっと気になります。
二人の宿願も果たされ、今後は一族の復活という辺りでめでたしめでたし、と言ったところでしょうか。二人の活躍が見られないのは寂しいなあと思いますがまだまだシリーズは続いているみたいなので先は長いし楽しみに読もうと思います。それにしてもケスの剣は本当に何だろう?本当に不思議な剣ですね。そして寒い地の描写が本当に寒そうでくしゃみが出そうになりました。-
2020/09/14
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再読ー。
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やはりレイプが出るのか…
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フェミニズムとアマゾネス。でも、‘凌辱と復讐’って辛いです。