魔法の使徒上 (最後の魔法使者第1部) (創元推理文庫) (創元推理文庫 F ラ 3-12 最後の魔法使者 第 1部)
- 東京創元社 (2009年11月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488577124
感想・レビュー・書評
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図書館で。この作者の男性主人公の作品初めて読んだかもです。
男性主人公の方が女々しかった(笑)。決断も遅いし、状況と言うか悲劇に寄ってる感はありますがそれにしても伯母さんも最初あそこまで嫌うこともないのに、と個人的には思いました。きちんと話しあってあげればもう少し彼の内面もわかったのではないのかな、と思うのですが。
愛は盲目、と言うような主役二人でしたが何となくふうん、そうなんだ~と言う感じで読んでしまいました。続きも楽しみです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ヴァルデマール年代記「最後の魔法使者」シリーズ開幕
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ヴァルデマール年代記の最新刊。母親に甘やかされ、鼻持ちならないという評判の美少年、ヴァニエルは叔母のもとに放逐されてしまう。彼がそこで出会ったのは、初めて彼を愛してくれる人だった。
最後の<魔法使者>ヴァニエルの少年時代の話は、なんと、BLでした(^^;)。でもおもしろー。訳者は変わられたみたいですが、ラッキーの面白さは変わらず。美少年ヴァニエルくんはとってもツンデレで、デレてるのに、周囲にはツンのふりをしなくてはならないところがまた萌えだ(笑)。今回の<使者>は、今までの<使者>よりも品行方正っぽくないところが少し驚いた。続きが楽しみです。 -
一気に上巻を読み終わってしまった。
やっぱ読ませるわ―。
正直、読み進めていたらボーイズラブ系な展開だったので、おっとお、と躊躇もした。
訳者さんも山口氏から変わっていたので、ちょっと心配でもあった。
けれど、そこはさすがのラッキー節。
まったくの杞憂だった。
訳も多少リズムが違う感じはあったけど、それほど大きな違和感もなく読み進められた。
何はともあれ、無事に刊行が続いていることに感謝!
下巻も楽しみ―。 -
《ヴァルデマール年代記》シリーズ、もっとも古い時代にあたるもの。しかしこれから読んでも問題なし。既刊「ヴァルデマールの風」シリーズで出てきた伝説の王の若い頃の話。親族に愛されず愛を知らずに歪んで育ってきた少年が、愛されることを知って変わって行く、というお約束ながらドラマティックな物語。性描写はありませんが、これぞBLFT! って言いたくなる世界観の充実した美しさ。美形の男と強い女が多いのもラッキー作品の特徴です。続刊が待たれる。
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再読ー。上巻のチビータヴァニエルは近くにいたらうっとおしいだろなあとつい思ってしまう…かわいそう(笑)
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マーセデス・ラッキーのヴェルデマール物だというだけで★4つは固い。
今回は主人公が実は少年(それも超がつく美少年)で、そこで改めて表紙を見てから少々イヤな予感がしたら……。
解説で「これはきっとボーイズラブ好きな人にもぴったり」みたいなことが書かれていて凹んだ。ちょっと違うと思うんだけど、それとも違わないんだろうか。
ストーリーそのものは伝説の「最後の魔法使徒」が詩人を目指す惰弱な少年から、使徒として能力を開花させるまでのサクセス・ストーリー第一部。彼がどういう最後を迎えるか、歴史的にわかってたりするので読むには楽しいけれど、やっぱり凹む……。 -
魔法使者ヴァニエルが、魔法使者になる前の話。ヴァニエルの孤独が痛かったです。せっかくタイレンデルという伴侶を得たのに、また悲しい結末が待っていそう…。
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ヴァルデマール年代記シリーズはこれ以外借りて読んだので、登場人物が思い出せなかった〜。はじめからまた読みたくなったー。