- Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492042694
感想・レビュー・書評
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毎月数百冊のペースで新刊が登場するビジネス関連書から、自分に役立つものだけを効率よく選び、しかも短時間でモノにする方法はないか――。年間400冊以上を読破して、確実にキャリアアップに役立てているという著者は、いわゆる「速読」とは全く異なるやり方で、多忙な日常に「多読」の習慣を取り入れる方法を提案する。
まず、本選びには戦略性が必要だと言い、目的とするテーマや専門性をしっかり設定した後に、新聞や雑誌、オンライン書店などが薦める書籍をチェックして選抜せよと助言する。また、1冊を端から端まで読むのでは効率が悪く、「自分にとって重要な記述は2割程度」だと割り切って考えよと言い、目的とする知識だけを拾い上げていくユニークな読書法を指南する。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「ビジネス本の効率的なスクリーニング方法はないか?」
「読書メモのうまい作り方および実践方法を知りたい」
という問題意識を持っている中、いい本に出会った。
特に印象的(かつ実践的)だったのは下記のくだり。
●ビジネスパーソンの読書は、スポーツ選手にとっての練習だ
●本当は本を読めば読むほど時間が生まれる、本を読まないから時間がない
●すごいヒトに会ったら「最近読んで面白かった本」を聞く
●制限時間を設ける
●読書メモは常に持ち歩き、空き時間に読む、どんどん実践する
●「言葉をおごる」 〜ヒトに教えるのも実戦のひとつ
特に、「言葉をおごる」というのはすばらしい概念だと思った。
また、本文中に紹介されてある
●「読んでおくべきビジネス書20」
●「原理原則の本10」
●「2006年に読んだ読むべきビジネス書10」
は参考になるかも。
著者本田さん(コンサルティング会社社長)は、
年間400冊近く読んでいるようだが、
この本のやり方を実践すれば、私でも同じくくらい読めるようになるかも。 -
この本ではビジネス書を読む際に、事前に意識することから、本選び、読み方、読んだ後まで大事なことを伝えてくれる本です。
沢山インプットしたい方へおすすめです。
今までの経験の中で、私が大事にしていることと共通するものが沢山ありました。
IT、人材、ファッションなど多数の事業をしていますが、事業のジャンル関係なく言えます。
・目的意識を持って「この本から何を吸収したいのか」を意識することが大事。
・経験を学ぶには、本を読むこと。
・成功した人の真似をすること。
・習慣化すること。
・「自分だったらどうするか」を考える。
・読んだ後に実践で活用すること。
改めてインプットする上で重要なことは何かを振り返る時間でした。
飯島裕基 -
色々なところでオススメされており、本書は読書全般について書かれているという認識を持っていたが、そうではなくビジネス書に限定されたものだった。
自分は採算度外視・知識探求の活動として読書を捉えているので、ある意味新鮮な主張だった。 -
これまでの自分の読書の仕方に活かせることがないかと思い読み始めました。
普段の読書は小説が圧倒的に多く、ビジネス書は難しいイメージがあり、読んでもそれっきりになってしまうことがあり、あまり手にとって来なかったのですが、ビジネスを読むハードルが下がりました。
さらっと読めますし、読むと本屋に行きたくなりました。 -
『100倍の利益を稼ぎだすビジネス書「多読」のすすめ レバレッジ・リーディング』
著者 本田直之
東洋経済新報社
この本はいわゆるビジネス書の読み方に関して書かれた本である。著者の本田直之さんはレバレッジシリーズで他にもいろんな本を出していますが、個人的にこれが一番有名なのではないかと思います。
本書はビジネス書をどう読み、そしてどう活かすかに関して書かれてある。まず前提として、この本は読書法の本ではないということである。これは著者本人が書いているのだが、このかたはレバレッジ・リーディングは投資法であると書いてある。どういうことかというと、読書自体を自己投資と捉えており、将来的に何倍もの利益になって返ってくるものだと結論づけている。そのため、読書法としてではなく、自己投資の方法の一つと割り切って読むのが好ましい。確かに、今でこそそこまでマイナーではないが、本が好きな人からしたら、受け入れづらい箇所(本はボロボロにしても良い、全部読む必要性はないなど)ということが書いてあるので、確かにそういうものとして受け入れた方が早いだろう。
この本のポイントは大きく5つになる
1目的をもってよんでね
2本の内容は全体の2割のなかの80%つまり16%理解できれば大丈夫
3本の余白にはどんどん書き込み汚して良い
4読んだ後は、心に残った箇所を抜き書きしたレバレッジメモが君の究極の本になる
5最後に、それらを実践に活用することで何倍もの利益を生み出せるかも…
良くも悪くも、いわゆる自己啓発本に書かれてある読書法の元祖といった感じだが、意外だったのが、著者自身がこれは読書法ではなく、投資だと言っているところだった。確かに、書かれているのはいかにアウトプットに繋げるかというのに特化しており、正しくビジネス書を読むために書かれた本なのだろうと感じている。
やはり、1つの時代を作った本を読むというのはワクワクする
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読書は「投資」であるという考え方が非常に勉強になった。
私自身、読書(特にビジネス書)を「娯楽」と考えていたわけではなかったが、最初から最後まで全ての文字を読んでしまっていた。
その中で本書では、まず目的を定め、目次を眺め自分の目的に合致しそうな箇所に目星をつける。
そこから、全体を素早く読み自分の目的に合致した箇所から学びを得て、それを高速サイクルで回すという考え方であった。全体の20%から80%の学びを得ることが出来るという「パレートの法則」に裏づけられた読書術である。
この点が、従来のいわゆる「速読」とは全く異なるものであったと感じた。
また、「本を読んでも一定時間が経つと忘れる」という考え方の元、読書中に自分にとって重要だと感じたフレーズはメモを取り、そのメモを後にまとめ、通勤中などに確認することで1度得た学びを忘れずに習得するという勉強法もためになった。こうすることで本が手元になくとも再読することと同じの効果を得られる。
私もこの本の教えの元、読書をする際に学びだと感じた原理原則やフレーズなどはメモを取り、そこから生まれた自分の考えも書きとめようと思った。 -
なぜ読むのか
・本を読む習慣を身につけて仕事や人生に活かしたい
・その方法を学ぶため
メモ
・本を普通に読んでも100倍のレバレッジにはならない。読んで得た知識をビジネスで活かすことが絶対条件。
・ビジネス書は問題解決のヒントを探すと言う目的で読む。余計なところを読まずにポイントを拾う。
・レバレッジ=てこの原理
→レバレッジを意識して少ない労力で大きな結果を出す。そのために本を読んでそのノウハウを自己流に応用して実践で活用する。
自分のやる気に他人の知恵や経験というレバレッジをかければ何百倍の結果を出すことができる。
本の選び方
1.目的を明確にする
→人生の目標から逆算する、課題が見えてくるためそれに沿ったテーマの本を読む。
2.同じジャンルの本を徹底的に読む
読書の流れ
・本を読む目的を明確化
→読むところ読まないところの見当をつける
・制限時間を設ける
・全体を俯瞰する
→まえがき、目次、あとがきから本の全体像を理解する
・読書開始
・朝の読書は日々のモチベーションや仕事のリズムを作るペースメーカー
・自分だったらどうするかをシュミレーションしつつ読んでいくとアイデアが出てくる
・本のメモをまとめてそれを定期的に眺めることで頭の中に焼き付ける。それを実践して自分の身につけていく。
・メモが溜まったらテーマごとに分類を
・一度読んだ本は二度読まないつもりで読む
→メモを残せば新しい発見はない。ただ、名著は何度も読むことで新しい発見を得られる。
・とにかく大事なのは本から得たノウハウをレバレッジメモにまとめ、繰り返し読んで条件反射的に行動できるようにし、どんどん実践で活用していくこと。
行動すること
・人生の目標を定める
・そこから今の課題に対する本を読む
・とにかく多読すること。様々な方から学ぶ。
・目的を持って読む
・制限時間を設ける
・全体を俯瞰する
・メモを取る
・そのメモを見返して条件反射で行動できるよう実践で活用する
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2006年の刊行。スマホも電子書籍もない頃の本なので、今から読むなら類似のもっと新しい本でよいと思うが、ツールやサービスの紹介部分以外の部分は普遍的でいまでも使える。(わざわざアマゾンを薦めて使い方を紹介してるのは時代だなぁと懐古)
同一ジャンルの集中読み、読む前の課題設定、本選びの方法など、他の本でも説かれている内容が印象に残った。まさにこの本が説いている通り。
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おすすめのブログもあるし、目次から技術書のように必要なところだけを読んで繰り返し読み返す方法をすすめてる
とにかく必要なところだけを必要なだけ読め!って感じ。
アンチ速読。
本に書き込み推奨して後押ししてくれるのもいいね。
ここには書かれてないけど自炊してPDFにしてデジタルで書き込むのもありだと思うよ。