最強の働き方;世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・同僚に学んだ77の教訓

  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492045930

感想・レビュー・書評

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  • 自分が得意なこと、やりたいこと、はどちらも明確に分かっている。ただそれをどう仕事として成立させていくか、どうやって自分で仕事を創り出していくか、というところがいまだ不明確ではっきりしないのが問題。このままだと、上から降ってくる仕事をただ淡々とこなしているだけのサラリーマン人生になってしまう。仕事を自分でつくり出すことについて真剣に考えなければならない、それこそが今の自分の課題だと強く認識した。
    それ以外は一般的なよく聞く話だが、読み物としてとてもおもしろく楽しいひとときだった。

  • 分厚いが中身は割と薄い。働き方を改善するための具体的な方法は記載されておらず、考え方に留まるため自己啓発ぐらいの軽い気持ちで読む方が良い。

  • 言いたいことは、非常にシンプル。
    行動習慣と考え方のベースとしてみるのには役立つ。
    他の自己啓発と比較して結構絵が多くて見易い。

    一言でこの本のことをいうなら、
    「ほかの自己啓発でかかれていることの共通項を、ここにまとめたようなもの。」

  • 他人の土俵でも、前頭3枚目程度の知識は持つこと。
    勉強を言い訳にして行動に移さない啓発ビンボー。自己啓発だけで終わってはいけない。リスクを取って行動が大事。
    主体的に動く。やりたいことをやったモノ勝ち。面白い仕事は絶対上から降ってこない。
    頭より、他人に先駆けて動く人が結局何かを成し遂げる。
    日々の仕事で、エキストラワンマイルを行く。自分の限界と周囲の期待を岩回ろうとする姿勢、が後で効く。
    最後までやり抜こうとするグリッド、とサンクコストをあきらめる潔さ、のバランス。
    引退しない人は死なない。=死ぬ瞬間まではまれる仕事をしていれば、引退しないで死ぬことになる。

  • 巷に溢れるキャリア関係の本と比較して真新しいことは書かれていないものの、世界中の友人や偉い人の言葉が散りばめられており、キャリアに関する悩みは世界のどこでも共通していることを再確認できる。
    好きなこととできること、社会から要請されることの交わる領域を天職とするべし。
    エクストラ・ワンマイルの工夫をすることが、一流と二流を分ける。
    この人の下で働けば数年後には市場から引っ張りだこになる、と思われるくらいに、上司は部下の成長を考えるべき。

  • 【選書理由】
    入社した会社の上司に推されて。個人的にも、長らくこの手!?の本を読んでいなかったので興味はあった。
    【感想】
    著者はこの本を書くにあたって、この手の本にしては珍しく、言葉に気を遣い一言一句までこだわったと綴っていた。その甲斐あってか、最初から最後まで読みやすく、時折クスっとなる部分もあった。内容については、著者がこれまでのキャリアを通じていわゆるエリートと接してきた中での、一流の条件を具体事例を例示することで示してくれている。前半から後半につれてベテラン向きであり、かつ抽象度の高い教訓となるが、学びになるところは多くあった。

    【印象に残った箇所】

    44p
    誰かからメールをもらったら、「自分は卓球の世界選手権に出場中」だと暗示をかけて、福原愛選手のように「サーッ!」と叫んで返信しようではないか。

    46p
    簡潔な文章をかけるだけで、かなり出世するものである。

    51p
    部下ができる年齢になると感じることだが、メモをまったくとらない部下ほど憎たらしい生き物は世の中に存在しない。

    81p
    一流のプレゼンターは、いかなる話であろうと、情熱を失うことなく、むしろテンションのボルテージを上げながら、何百回だとうと何千回だろうと、同じ話を面白おかしく話せるのである。

    84p
    机の上が汚い人は、たいてい机の引き出しやカバンの中も汚く、パソコンのデスクトップ画面やフォルダの中も汚い。そういう人に限って資料や領収書はなくすし、ファイルはよく行方不明になるし、資料の細かな数字が間違っているものである。

    92p
    こういう「いい人枠」の人は、和を以て貴しとし、協調性が非常に高い。意見を強く主張しないどころかそもそも意見がないので結果的に誰とも争わず、誰からも厭われない。そして、誰とでも話せる関係なので、社内調整役のような役回りで時折活躍し、いつの間にやら社内のあちこちに太いパイプを築くようになったりするのである。

    113p
    加えて「いつも時間通りにそこにいる」ということは、「あの人は時間にも仕事にもきっちりしている」と、たんに会議に10分前に着く以上の評価がなされるのである。

    177p
    この「面白い仕事は絶対に上からは降ってこない」というのと「面白い仕事はやったモノ勝ち」というのは、キャリアを磨くうえで決して忘れてはならない大原則だ。

    187p
    「現職との良好な関係」が転職するときの最大のリスクヘッジであるのはどの国でも同じである。

    205p
    昇進の基準
    ①もらっている給料以上の仕事をしているか
    ②いまの役職以上の仕事をしているか
    ③その人がいないと回らない仕事がどれだけあるか
    ④その人がいることで組織に何かいい変化があるか(組織にレガシーを残すか)
    ⑤同程度の働きをする人を同じ給料で雇おうと思っても無理

    • 川平航さん
      突然のコメント失礼します。

      コメント投稿の質(参考度&アウトプット)が
      凄く良いと思い、
      勝手ながらフォーマット参考にさせて頂きます

      突然のコメント失礼します。

      コメント投稿の質(参考度&アウトプット)が
      凄く良いと思い、
      勝手ながらフォーマット参考にさせて頂きます

      2022/08/13
  • 意外と表面的な本に思える。
    仕事に関する自己管理、自己表現、自己実現の方法についてリスト化し要約力は高く、スラスラ読める。
    ただ怠惰でいるのはどう隠そうと周囲にバレますよ、精力的に周囲を尊重して取り組めば周囲は評価してくれますよ。というある種当たり前のスタンスがどの章にも抜きらない。
    育み、養う方法や阻害することをどう克服するかなどが弱いためか。
    仕事や人間関係において基本に忠実であることが最善手であることは理解するが、
    表層的な勧善懲悪が苦手な私にはハマらなかった。

  • 著者はMBA取得後、投資コンサル会社に勤めていたようだ。自己啓発本を揶揄するような書き出しから始まるが、結局、世の中に数多ある自己啓発本のひとつといってよいだろう。新卒の社員は勉強になるかもしれないが、そこまでの内容。

  • 冒頭で「この本は素晴らしい!」と言っているが、著者自身が言うほどではないかな、というのが第一感。

    ただ、仕事の基本が上手くまとめられていた。

  • 著者が数多くのビジネスパーソンから説教や激励をもとに、読者の段階に合わせた章構成で記された一冊。
    異本的なスキルから心構えまであるため、自分の段階に合わせて読むことができ、必要な部分だけでも抽出できるようになっており、著者の意図のとおりの内容です。

    基本的なことも多くあるので、社会人なりたての人が成長に合わせて読んでいけるといいかもしれません。

    学歴などがいいだけでなく、仕事ができるようになるためにはどうすべきか、改めて振り返ることができます。


    ▼頭脳が極めて優秀で仕事の基本もできていて生活習慣も整っているのに、一流のビジネスパーソンとして出世しない人の最大の特徴は「主体的なマインドセットの弱さ」
    ・主体的な心構え:「企業家精神(アントレプレナーシップ)」と「目線を高める」の2つ

    ▼自己実現への道
    ー「やりたいこと」×「できること」×「社会に要請されること」
    ・自分のモチベーションの源泉と「働く理由」に対する深い自己認識が、自己実現できるキャリアを持つための重要な基本

    ▼リーダーの役割はプレーヤーと異なり、ビジョンを示して、それを実現する「仕組み」をつくること

    ▼「自分の仕事よりも大切なことは何か」という自問は、過去のキャリアにとらわれずに自分に大切なことを追い求めるうえで、はずせない基本

    ▼人生は苦難に満ち溢れているいるのが基本形だ。しかしそれでも、私たちは数多くの機会に恵まれている。それでいて人生は極めて短く、この一瞬の花火を美しく輝かせずに後ろ向きでネガティブなことに時間を浪費していては、あまりにもったいない


    <目次>
    はじめに
    第1章 一流への道は一流の基本から――知らない秘策より、知っている基本の完成度
    第2章 一流の自己管理――一流への道は生活習慣から
    第3章 一流の心構え(マインドセット)――一流と二流の間にあるもの
    第4章 一流のリーダーシップ――まわりから支えられる人はココが違う
    第5章 一流の自己実現――自分を知り、自分を自由にする
    おわりに

著者プロフィール

ムーギー・キム
京都大学経営管理大学院博士課程にて、日本と韓国を含めた企業の社会的責任(CSR)を研究中。投資家・コンサルタント・実業家。京都府生まれの在日コリアン3世。
慶大総合政策学部卒後、INSEAD(フランス・シンガポール)にてMBA取得。在学中は上海のCEIBSに交換留学。大学卒業後は、欧州系・米国系の金融機関およびコンサルティングファームに勤務し、日本および韓国のプロジェクトに多数参画。香港移住後は、日本および韓国を中心としたアジア一帯でのプライベートエクイティ投資業務に転身。その後シンガポール勤務、INSEAD留学、日本と韓国でのバイアウトファンド参画を経て、シンガポールおよび東京で起業。
ビジネス書作家・コラムニストとしても知られ、主著の『最強の働き方』(東洋経済新報社)、『一流の育て方』(ミセス・パンプキンとの共著、ダイヤモンド社)などは各国で翻訳され、著作の累計部数は国内外で70万部を超える。また、元駐英・駐日全権大使である羅鍾一教授の著書の邦訳などにも携わる。

「2022年 『京都生まれの和風韓国人が40年間、徹底比較したから書けた!そっか、日本と韓国って、そういう国だったのか。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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