解体: 国際協力銀行の政治学

著者 :
  • 東洋経済新報社
2.90
  • (0)
  • (0)
  • (9)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 19
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492211656

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 感情論が多いので、差し引いて読むことが大切。
    解体によって本当に追い詰められたのは、著者が擁護し続けた円借款だったことが何とも皮肉である。

  • 政府系金融機関、とりわけ国際協力銀行(以下JBIC)の統合・再編について。政府系金融は民間企業とちがって情報がないからこういう本を読むしかないですね。間接的にJBICの業務内容やドロドロしたところが見えてくるけど、主に旧輸銀、旧基金、財務省、外務省、そして小泉元首相のパワーゲームを描いたもの。政策を実現する難しさ、既得権益を打破する難しさを知る上ではとても勉強になる。政策の正しさはこれから問われるにしても、実行力という観点から見たらやっぱり小泉元首相はすごい人なんですね。

  • 草野厚の解体。政府系金融、とりわけJBICの分離解体の経緯を説明した本。
    政府、財務省、外務省、JBIC当事者、政治家などの動きが詳しく書かれておりわかりやすい。また、省庁、政府、自民党を交えた政策立案過程を追っていくのにも役に立つ。実証的なデータによってJBIC解体の必要性を説くというよりは、政策過程を分析した本。
    ただ、著者がなぜここまでJBIC解体に入れ込んでいるのかはわからない。

全4件中 1 - 4件を表示

草野厚の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×