- Amazon.co.jp ・本 (417ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492531372
作品紹介・あらすじ
戦略代替案策定に不可欠な外的環境を分析するための構造的アプローチを体系的に解説。競争優位の獲得のための資産と能力を選択し、戦略を立案し、活用するための方法論とコンセプトを提供。多様な概念と方法論を駆使して、戦略的投資の選択肢を見つけ出し、かつ評価することを支援。組織構造、システム、人および企業文化がどのように戦略の成功に寄与するかを明らかにする。
感想・レビュー・書評
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アーカーの本ということで期待していたが残念ながら☆2。
構成はいいんだけど、内容がイマイチ。
概念の説明と申し訳程度の実例が載っているだけで、どう運用するかといった踏み込んだ詳細な記述がないのが低評価の理由。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これまで自治体経営において、政策とは「思いつき」「思いこみ」から誕生していた。つまり、「●●は住民にとって良いはずだ」「△△という政策は住民にとって効果をもたらすに違いない」
そんな「思い込み」を排すると、どのような政策立案ができるのか。
今回、次世代公共交通網の整備に関する政策立案をするにあたり、「思いこみ」を排した政策立案をしようと試みた。
その際に、基本書として用いたのが本書である。
その意味で、<読了>というよりも、常々、傍らにあって私をサポートしてくれた書といえるのであり、生来的にもサポートしてくれることと思う。 -
最悪の本。著者の今枝氏は戦略論を書く前に日本語の勉強をすべき。全くのマスターベーション書籍。
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経営戦略について体系的に学べる教科書。
ロジカルシンキング的なアプローチでの本なので、
その点を踏まえて読めばいいのかな、と思う。 -
戦略立案に関する理論的な手続きがまとめられている本です。「ハンドブック」というだけあって、教科書的に使うには向いていると思います(話のうまいよい講師がこれで授業をするととてもよいものになるかもしれません)。ここで出てくる要素は抑えておいた方がよいでしょう。ただ、読み物としては、魅力に欠けます。
構成なども含めて、『実践シナリオ・プランニング』(東洋経済新報社)と内容が非常に似ていて、日本人によって日本語で書かれている分だけこちらの方が読みやすいのでは、と思っていたのですが、それもそのはずで、この本の訳者と『実践シナリオ・プランニング』の著者は同一人物でした。本が出た時期も2002年で同じですし。
大前研一さんの文献への参照が、日本というコンテキストではなく出てくるあたりは、やはり大前さんってさすがな人なんだなあ、と思わせます。
あと翻訳が少し雑なのかもしれません。"Installed Customer Base"を「顧客の設置ベース」としてみたり、原語が補足しているところとないところの一貫性がなかったり、「アンホイザー・ブッシュ」(アンハイザーの方が日本語としては一般的)や「リーンゴールド・ブリューアリー」(ブリューワリーの方が一般的で、「マイクロブリューワリー」の方はそうしている)など固有名詞に若干不安があったり、というのが気になります。 -
著者は、有名なデービット・A・アーカーであるし、本書は、MBAの基礎的な教科書
としても有名。ちなみに、著者はカルフォニア大学バークレー校の名誉教授である。
実は、氏はブランド戦略の研究家としても世界的に著名な人だったりする。
たぶん、戦略っていったらポーター、ミンツバーク、バーニー、アーカーって感じ?(笑)
内容は、戦略立案そのものである。
外部分析と内部分析から始まる。顧客分析、競合分析、市場分析、環境分析、
業績分析、そして、戦略代替案の決定要因を分析する。その上で、戦略を練り、
実行へと移っていく。その流れのまんま本書は進んで行く。
結論としては、かなり細かく記載され、具体的企業名を挙げつつ、図や表を用いて
極力分かりやすいように説明されている点も好感が持てるし、実際に分かりやすいと
思う。(まぁ、事例が多くて飽きるとこもあるけど。。。)
しかし、ある程度分析方法を知っているだろ。との前提で本書の内容が構成されている点で
ある事は、強く言っても言いすぎることはないだろう。つまり、初心者には向かない。
よって、本書の対象者は中級者であり、ある程度戦略立案方法を学んできたが、なにか
ぼんやりとしている。又は、今まで抽象論ばかりでしっくりこない。そんな人が読むと
思考がすっきりと整理され、より具体性を以て理解できるようになると思われる。
(まぁ、良い値段するから専門書って感じだし(笑))
ただ、いずれにしても一度は読んでおいて間違いはないと思う。
また、個人的にもこれから何度か読み直す事が必ずある。そういった貴重かつ、
ある年月にも耐えうるような構成と内容になっている。
つまり、本棚やオフィスの机、部屋にいつでもおいておけって事(笑)
今はまだ本当の意味で実感を持つのは厳しいが、必ずや実感を伴って私を助けてくれる日が
来る。
お薦めできる。 -
そのタイトルの通り、企業戦略を立案する上で考慮すべき要素が網羅的にカバーされている名著。自分の会社の戦略を考える上で、手元に置いて常に参照したい。2008/01/30読了(神田さんのフォトリーディングセミナーにて)
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辞書として使える
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リサーチからしっかり書いてある。ハンドブックではないけど、便利な本。