- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492670217
作品紹介・あらすじ
1940年に生まれた著者は、スプートニク・ショック後の理工系ブームの中で理工系大学に進み、エンジニアとして40年を過ごした。本書は、その後半の20年間、金融工学という分野に参入したエンジニアが、仲間たちと共に日本の富を自国に還流させようとする米国、"金融工学はたんなる計算"と批判する経済学者、"金融工学は学問か"と揶揄する純正エンジニア、金融工学に理解を示さない金融ビジネスのリーダーたちと戦いながら、エンジニア・スタンダードでこの分野を切り拓いていく過程を、クロノロジカルに記したものである。
感想・レビュー・書評
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都立図書館で読む。ある教科書に関する評価は納得です。原書を学部のサブゼミで読みました。ちなみに、僕は金融専攻でもなければ、工学部でもありません。単に、指導教授が狂っていただけです。読めるシロモノではありませんでした。大学院のころ、邦訳を読みました。さすがに、ある程度読めました。しかし、つまらない本でした。専門家の評価も、同様だったんですね。
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今野先生の苦悩が分かるいい本。こんな先生に教えて欲しかったなと思う。
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結構赤裸々に書いているというか、経済学者のことをそんなにあけすけに言わなくてもいいのにとか、一流とか二流とか三流とか大学の格付けにこだわるところとか、もうちょっとソフィスティケートすればいいのにと思うけど、それが事実だったのだから、率直に表現するというあたりが、「エンジニア」なんだろう。
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倒産リスクの話は面白かった。
それをもとにした直接金融をネットでオークションするというのもいいな。 -
このまえ紹介した「金融工学の挑戦」を書いた人です
経済学者のダメさがかなり書かれており、逆に工学部の人をえらいもちあげてます
僕は理論だけでもだめだし実践ばかりするのがよいとは思いません
この本を読んで研究者になる方はどんなスタンスで研究していけばいいかを考えていけばいいと思います -
日本の金融工学はどのように発展してきたのか。第一人者が20年の歴史を辿る。学者は・・金融ビジネスマンは・・エンジニアは・・どのように関わってきたのか。
金融工学はアメリカだけのものじゃない。
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日本の富を自国に還流させようとする米国
金融工学はたんなる計算と批判する経済学者
金融工学は学問かと揶揄する純正エンジニア
金融工学に理解を示さない金融ビジネスのリーダーたち