泥まみれの虎: 宮崎駿の妄想ノ-ト

著者 :
  • 大日本絵画
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (87ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784499227902

感想・レビュー・書評

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  • 本書を出版した大日本絵画の創立40周年を記念し出版された、アニメーターとして知られる宮崎駿 監督のドキュメンタリー風Comic本(2002/08/29発行)。

    本書には、第二次世界大戦中、ドイツの戦車兵将校として活躍したオットー・カリウス中尉が随筆した戦記に魅かれ宮崎駿が人を豚に変えコミカルに描いたドキュメンタリー・マンガと、宮崎駿の現地エストニアのルポタージュ及び、オットー・カリウスの取材記やインタビュー等々が掲載されています。

    マンガがメインとなっている本ですが、内容はカリウスの苦闘を描いたドキュメントです。 只、専門的な要素が強いため、ある程度の予備知識がないと、つまらない本ではないかと感じました。 

    幸い個人的には、かなり楽しめましたので、評価は★★★★★です。

  • 史実を基にしてあるとは言え、妄想だけでここまでの戦車戦を描ける宮崎駿は本当に天才だと思う。前作「雑想ノート」と併せて読んで欲しい逸品!

  • さすがにここまで行くと素人はついていけないわけだが、「ハンスの帰還」(だっけ?)はアニメで見たい。

  • 漫画がすごく面白い。内容は、戦争時のドイツの事と戦車の事など。戦車マニアじゃなくてもかなり楽しめます。続きがあったらいいのになーと思ったり。

  • 宮崎アニメのファンでこの本を読んでみた。
    緻密な絵に感心しました。内容は男性が好きそうですね。

  • 雑想ノートよりも長めの作品が入っています。
    ティーガー戦車好きならオススメです。

  • 雑想ノートに続き購入。宮崎さんのこういうとこツボです!

  • ティーガーは写真で見ても他の戦車(第2世代も含めても)に比べ圧倒的に重量感あふれ威圧的に感じます

    初めて自衛隊の74式を見たとき感じた鋼鉄の圧倒感を写真だけで凌駕しているように僕には思えます
    そのティーガーとその乗員オットー・カリウスたちを宮崎駿氏が愛情をもって描いた作品です

    戦争の悲惨さ無意味さは「事実」としてしか描かれないのが、宮崎氏らしいと思います

  • ある意味,本当の宮崎駿が垣間見える本。是非に映像化して欲しいが,絶対に一般受けしないだろう。地面を這い蹲る鉄の箱の中のお話。

  • 妄想が妄想を呼ぶかの如く

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著者プロフィール

アニメーション映画監督。1941年東京都生まれ。学習院大学政治経済学部卒業後、東映動画(現・東映アニメーション)入社。「ルパン三世 カリオストロの城」(1979)で劇場作品を初監督。1984年には「風の谷のナウシカ」を発表。1985年にスタジオジブリの設立に参加。「天空の城ラピュタ」(1986)、「となりのトトロ」(1988)、「魔女の宅急便」(1989)、「紅の豚」(1992)、「もののけ姫」(1997)、「千と千尋の神隠し」(2001)、「ハウルの動く城」(2004)、「崖の上のポニョ」(2008)、「風立ちぬ」(2013)を監督。現在は新作長編「君たちはどう生きるか」を制作中。著書に『シュナの旅』『出発点』『虫眼とアニ眼』(養老孟司氏との対談集)(以上、徳間書店)、『折り返し点』『トトロの住む家増補改訂版』『本へのとびら』(以上、岩波書店)『半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義』(文春ジブリ文庫)などがある。

「2021年 『小説 となりのトトロ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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