LEAN IN: 女性、仕事、リーダーへの意欲
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2018年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532198763
感想・レビュー・書評
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これは大学生や高校生くらいで読んでおけると、その後の人生の視点が大分変わるのではないかと思う。
いかに現代の経済や社会が男性中心になっているかわかる本。
「女子プロ野球」とはいうけど「男子プロ野球」とは言わない、他のスポーツとか肩書を見ても「男性○○」ってないのは、男性がスタンダードになってしまっているから、この意見はとても腑に落ちた。
僕は幸い今、雇ってもらっているのが女性経営者だし、女性で優れている人がたくさんいるということを実感できる環境にいる。
もともと自分自身も人を支えるのが好きだから、優秀な女性を支える立場というのは心地よいことだし、そういった感覚が世間一般に広まれば、男性の、男性であることの変な優越感やプライドにも疑問を抱くだろうし、企業や組織での男女の優越の差は無くなって、より優良なものになっていくのではないかと思う。良い本だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
働く女性視点の本。
なぜ会社では、女性リーダーが少ないのか。
女性が働きやすい環境づくりとか、男女平等とか、共働きを前提にした色々と男女の負荷を均等にするような話は絶えないが、それ自体が男女の差を意識させてしまっているのではと感じる。
男性らしい、女性らしいという暗黙のバイアスがどうしてもかかってしまう、それは避けられないのではと思う。
だが、ジェンダーそれぞれの特徴をしっかりと理解しつつも、ひとりひとりの"個"に自然と目が向かられるような、そんな社会になったらいいなと思う。 -
ジェンダーギャップ120位くらいの日本と比べてアメリカは進んでいるのだろうと思って読んだけれど、思った以上にアメリカでも女性は家事育児というステレオタイプな考え方の中で苦しんでいる人が多かったことに驚いた。
この本は8年前なので今ではだいぶ変わって入るだろうけど、今日本で働いている子育て女性たちの悩みと全く同じ悩みはどこの国でもあったのだと共感を覚えた。
トップオブトップの女性たちはパートナーの理解・協力がある人ばかりで、パートナー関係というのは2人あるいは家族でチームだという意識を持つことがとても重要なのだろう。
だからこそ、男性はもっと家事育児に従事して、女性は仕事や自身のキャリアについて積極的になって行った方がいい。
でも、世の中の多くの人のステレオタイプ的考えを浴びる中で、気づかない同調圧力に負けることも少なくない。
だからこそ、そういう影響があるものだと意識しておくことが、周りを変えていけるための第一歩なのだ!
私も意識して発信していきたい。 -
こういう地位の方も(だからこそ?)こういう悩みをもっていたんだなー。
勇気を持って飛び込んでみる、そのときにそっと背中を押してくれそう。 -
アメリカの第一線で活躍される女性が著者でありながら、共感できる悩みや想いも多くあった。
最も納得したのは「ティアラシンドローム」の話。努力と成果は認められるべきだが、認められるための主張が必要。女性は受身がちな人が多い傾向にあるが、社会で評価されるためには自分の努力と成果を自ら主張することも肝要。男性はアピールしている(もちろん、全員ではないだろうが)。
著者であるシェリルさんのように会社/社会に必要とされる人材になったうえで、マークザッカーバーグのように真剣に話を聞き悩みに応えてくれる上司とビジネス上の良い関係性を作り、夫とは対等なパートナーとして理解•尊重し合うこと。その結果、より納得感のある人生を歩めるように思えた。
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自分に当てはまる考えも多かったなー。
とりあえずこのレベルまで達することの難しさよ -
・キャリアはジャングルジム
・女性特有の詐欺師感覚
・マッキンゼー 、SEM、リンドバーグリンドバーグ
・男性は必要条件の60%を満たしてる段階で堂々と応募してくる
・アメリカ人でも言いにくいことを分かりにくく言う
・一方でユーモアある言い回しも大事らしい