LEAN IN: 女性、仕事、リーダーへの意欲

  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532198763

感想・レビュー・書評

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  • これは大学生や高校生くらいで読んでおけると、その後の人生の視点が大分変わるのではないかと思う。

    いかに現代の経済や社会が男性中心になっているかわかる本。

    「女子プロ野球」とはいうけど「男子プロ野球」とは言わない、他のスポーツとか肩書を見ても「男性○○」ってないのは、男性がスタンダードになってしまっているから、この意見はとても腑に落ちた。

    僕は幸い今、雇ってもらっているのが女性経営者だし、女性で優れている人がたくさんいるということを実感できる環境にいる。

    もともと自分自身も人を支えるのが好きだから、優秀な女性を支える立場というのは心地よいことだし、そういった感覚が世間一般に広まれば、男性の、男性であることの変な優越感やプライドにも疑問を抱くだろうし、企業や組織での男女の優越の差は無くなって、より優良なものになっていくのではないかと思う。良い本だった。

  • 働く女性視点の本。
    なぜ会社では、女性リーダーが少ないのか。

    女性が働きやすい環境づくりとか、男女平等とか、共働きを前提にした色々と男女の負荷を均等にするような話は絶えないが、それ自体が男女の差を意識させてしまっているのではと感じる。

    男性らしい、女性らしいという暗黙のバイアスがどうしてもかかってしまう、それは避けられないのではと思う。

    だが、ジェンダーそれぞれの特徴をしっかりと理解しつつも、ひとりひとりの"個"に自然と目が向かられるような、そんな社会になったらいいなと思う。

  • ジェンダーギャップ120位くらいの日本と比べてアメリカは進んでいるのだろうと思って読んだけれど、思った以上にアメリカでも女性は家事育児というステレオタイプな考え方の中で苦しんでいる人が多かったことに驚いた。
    この本は8年前なので今ではだいぶ変わって入るだろうけど、今日本で働いている子育て女性たちの悩みと全く同じ悩みはどこの国でもあったのだと共感を覚えた。

    トップオブトップの女性たちはパートナーの理解・協力がある人ばかりで、パートナー関係というのは2人あるいは家族でチームだという意識を持つことがとても重要なのだろう。

    だからこそ、男性はもっと家事育児に従事して、女性は仕事や自身のキャリアについて積極的になって行った方がいい。
    でも、世の中の多くの人のステレオタイプ的考えを浴びる中で、気づかない同調圧力に負けることも少なくない。
    だからこそ、そういう影響があるものだと意識しておくことが、周りを変えていけるための第一歩なのだ!
    私も意識して発信していきたい。

  • こういう地位の方も(だからこそ?)こういう悩みをもっていたんだなー。
    勇気を持って飛び込んでみる、そのときにそっと背中を押してくれそう。

  • チャレンジすること、自信を持つこと、学び続けること、あまりにも前から計画を立てすぎて選択肢を狭めないこと、、、
    自分にその傾向あるな、自分の考え方の癖のようなものを自覚して気をつけないとな、と思うことがたくさん書いてあった。
    同様に悩む人が勇気づけられる本だと思うし、悩んでない人も知っておくべき内容だと思った。

  • アメリカの第一線で活躍される女性が著者でありながら、共感できる悩みや想いも多くあった。

    最も納得したのは「ティアラシンドローム」の話。努力と成果は認められるべきだが、認められるための主張が必要。女性は受身がちな人が多い傾向にあるが、社会で評価されるためには自分の努力と成果を自ら主張することも肝要。男性はアピールしている(もちろん、全員ではないだろうが)。

    著者であるシェリルさんのように会社/社会に必要とされる人材になったうえで、マークザッカーバーグのように真剣に話を聞き悩みに応えてくれる上司とビジネス上の良い関係性を作り、夫とは対等なパートナーとして理解•尊重し合うこと。その結果、より納得感のある人生を歩めるように思えた。

  • 自分に当てはまる考えも多かったなー。
    とりあえずこのレベルまで達することの難しさよ

  • 有名な本なので気になっており、やっと読みました。
    やや前のめりな内容でしたが、この方から、努力や実績に裏付けされた自信や、自分を成長させるんだという強い意思が感じられました。

  • ・キャリアはジャングルジム
    ・女性特有の詐欺師感覚
    ・マッキンゼー 、SEM、リンドバーグリンドバーグ
    ・男性は必要条件の60%を満たしてる段階で堂々と応募してくる
    ・アメリカ人でも言いにくいことを分かりにくく言う
    ・一方でユーモアある言い回しも大事らしい

  • この本を読むまでは、女性は子供が小さいうちは家にいてる方がいいと思っていました。
    働きにでても、子供を預ける保育費用にお金が出てしまって、働いたお金分もしくは、それ以上出てしまうから。

    この本では、子供が大きくなった後のその後の自分のキャリアに大きく影響するとのこと。
    私がどこまでのキャリアを求めているのかは分からないですが、たしかに続けて仕事をしている方が良いのは明白。

    話の中に出てきた女性達が両立できていた、子どもが小さくても働きにでている女性がいるのなら、私にも出来ないことはないはず。

    自分の中の概念が覆されて、読んでいて楽しかったです。

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著者プロフィール

フェイスブックCOO リーン・イン基金理事長
フェイスブックに加わる前は、グーグルでグローバル・オンライン・セールスおよびオペレーション担当副社長、財務省首席補佐官を歴任。マッキンゼーでコンサルタント、世界銀行で調査アシスタントとして働いた経験もある。ハーバード大学にて経済学の学位、ハーバード・ビジネススクールにて経営学修士(MBA)を取得。

「2018年 『LEAN IN(リーン・イン)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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