図解ビジネスの現場で活きる思考力と対人力
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2004年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (101ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532311841
感想・レビュー・書評
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自らを「格闘系コンサルタント」と称する船川淳志氏の解説本。
「ビジネスの極意は身体感覚にあり」ということで、あくまでもビジネススキルの「組み手」の必要性を説いています。
「思考力と対人力」ということで、あくまでも解説的内容は「思考力」の比重が高いのですが、ビジネスマンに必要な「ロジカルシンキング」や「クリティカル&クリエイティブ思考」など、端的にまとめてくれているので、実践できているかどうかのチェック用に持ってこいの本です。
「思考力」を説きつつも、それを実際に使ってるのかどうか、自分の日常を振り返って、色々点検できます。
例えば、「思考の4大生活習慣病」。停止系として、「思考放棄」「思考依存」、そして、不全系として、「思考の歪み」「思考の偏り」など。これまでの均質な組織ではなくなりつつある社会や組織において、知識をため込んで独りよがりになるのではなく、相手に正対して、思考し、理解し、ともに問題解決を図ることの必要性を教えてくれます。
「MBAは役立つのか?」のコラムでは、「知識だけなら、本屋ネットで得られるものだ。ディスカッションやプロジェクト中心の授業で、対人思考力を鍛える習慣を身につけることが大切なのだ。」と、「格闘家」らしい明快な答え方をされています。知識だけではなく、あくまでも実戦で鍛えることが肝心!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
社会人になった人がざっと読んでおくと、どんなスキルが必要で自分に何がかけているかがわかる本です。
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この本から学んだこと。■思考力は知識ではないということ。■MECEに考えるときは、目的、対象を見失わない。■相手の話の受信の精度を上げよ。
具体例も少なく、言ってることはわかってもカラダに落とし込めるほどの説得力、内容の濃さはないと思った。