- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532319830
感想・レビュー・書評
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ジョージアのCMや東北六魂祭など、数々の大ヒット企画を実施した広告マンによるノウハウ本。企画者に必要な心構えや行動を説いており参考になる。「クライアントが欲しいのは「企画書」ではなく「企画」である。もっと言うと、企画にたどり着いたプロセスが明確になったものである。」「マスとしての顧客を個人個人と捉えなければならない。」「生活者になりきるだけでなく、良い生活者になりきるべきである。」「壁は乗り越えられる人の前にしか現れない」「企画する際には情報を一元的に集約すべき」
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さらっと読めたが、あまり印象に残らなかった。
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「その企画、ちゃんとたくらんでる?」という問いかけ
からはじまる本書。企画書をつくることが目的化してして
しまい、肝心の企画そのものは、おろそかになってません
か?という著者の問いかけである。企画は現状を理想に
かえるための手段であり、現状の問題点を解決するための
ものではないという。
「たくらむ」とは、常識ではないことを考えるこや
予想や期待を良い意味で裏切り飛び越えること。そして
十分にたくらまれた企画は世界を前進させる推進力に
なるという。
たしかに有用な企画は必要。でも、パワポを使いこ
なして自己満足し、またその企画書をありがたがって
受け取る有象無象がいてもいんじゃね。世の中、有益
なものだけじゃ疲れますよ~。有害なものは、ない方
がいいけど、無益なものはすこしくらいなら、緩衝材
としてあってもいんじゃね。 -
企画を考えるということ。
たくらむということ。
そこに大切なことは、
思い描く行為。
自分が実現したい未来。
それが見えてこそ、
何かをたくらむことができる。
ぶれない軸を持ち、
紡ぎゆく道の中に、
納得性と意外性を含む。
現状の課題を
なんとかしようという想いが
歩みを進める。
僕も進みたい。 -
商品が売れないというのは、課題ではなく、結果に過ぎない
企業の課題を、買い手やエンドユーザーの課題に置き換えなければ、本当の答えにたどり着くことも、効果を上げることも難しい
他社の製品に比べて自社製品が秀でているポイントであるUSPは、本当に生活者にとって魅力的なのだろうか?
「商品の売上を上げたい」という依頼に対して、どのようなビジョンを描いていくか。それによって、企画で何を実現すべきかは違ってくる
全ての根源にあるのは「課題に気づく力」であり、そこから解決方法を紐解いていく一連の流れこそが企画である
企画書は企画をよく見せるためのものではない。自分たちが考え、結論としての企画に辿り着いたプロセスを共有するために存在している、と考える
ビジョンと課題をどう設定するかによって、企画は大きく変わってくる
課題の再発見や再設定ができなければ、ありきたりな解決策しか生まれない。いままで誰も語らなかった大義を掲げなければ、心を動かし、人を動かすことはできない
基本に忠実に、ビジョンを掲げ、課題を再設定することから始めれば、どんな案件にも臆することなく企画を立てられるようになる
普段から自分が疑問を感じたり、不満や不都合を感じたりする気持ちを受け流すのではなく、違和感として受け止める心構えをしていれば、その視点が自分の財産として個性を形作ることにつながる
習慣こそが、人をつくり、個性を生む