野村メモ

著者 :
  • 日本実業出版社
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534056504

感想・レビュー・書評

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  • 感動した!一貫して、謙虚に、学習する。この繰り返し。中々出来ない
    野村ノートと併せ読むと理解が深まる

    1.毎日メモ→Note→考える野球Thinking Baseball
    ブレイザーから大リーグ野球を指導受ける
    外部環境の情報 外部環境の変化への対応
    メモの効用 聞き上手 データ重視

    2.弱者の視点 謙虚
    強者といえど完全無欠ではない 
    アバウトに全体イメージで見るのは不十分
    戦力を分解し、弱点の部分を探す 必ずある
    常に考え続ける そこにメモ

    3.勝つための作戦を考え、実行する
    ①Data②分析③観察④⑤
    根拠に基づく「予測」がプロたる所以

    4.ギャンブルという決断
    確率データに基づいて決断するのも勝負
    プロセスに価値があれば結果が失敗でも可

    5.選手の成長
    他人から教えられたのではダメ
    選手が自分自身で気付くまでじっくり待つ!

  • 「メモは連想を呼び創造力を刺激する」というこの本のメッセージを心に留めておきたい。普通の選手が1日1試合しかこなさないのに対し、野村さんは1日に3試合(想像、実際、復習)こなしていたという。これを実行していくにはメモが非常に重要で、毎日しっかりと実施していたからこそ圧倒的な成績を残せたのだろう。

  • あまり野球には関心がない私ですが、図書館にあったので何気なく手にとり、大変な感銘を受けました。

    今、売れに売れている「メモの魔力」と根本的には同じことを言っています。
    「メモ魔」は具体的なノートの作り方が大変参考になった本ですし、ビジネスへの応用などの話も興味深かったのですが、こちらの本は言ってしまえば「野村克也のメモから、リーダーに必要な考え方が学べる本」ともなっています。

    メモは連想を呼び、創造力を刺激する。

    記憶するためのメモ。
    そして、そこからアイデアを生み、自分自身を成長させるためのツールとしてのメモ。

    なぜメモが大切なのか、メモを取ることで得られるものは何か。
    メモの効力も書いてあるのですが、野村克也氏が過去にとったメモから導き出した「リーダーの資質」についても見逃せません。
    メモ術があったからこその具体的な分析、応用の効く規則性が、世の中の社会人すべてにも言えるような普遍的なルールにもつながるという素晴らしい本です。

    人の上に立つ人ならば聞き逃せない名言ばかりが飛び交います。
    漢籍からの引用もあり、野村氏の教養の深さも窺えます。

    読みながら、これは!と思うことをたくさんメモして読んでいました。
    現状の分析の仕方、考え方から、考える時間の確保、なぜ野球で思考が必要か?といった話まで。

    メモ術、ノート術のたぐいの本は数あれど、やはり濃度が違う。
    第一線で活躍していた人の言葉は重みがあると思いました。
    軽々読めますが、メモを取りながら読むと、自分自身の立場も思い出され、野村氏に励まされている気分にもなりました。

  • 以前よりこの方の発言には含蓄があるな、と思っていたので手に取った一冊。本書はメモの必要性についてが主題のため、何かにつけてメモに集約しているが、これは今の流行りに乗せるべく編集側の戦略ではなかろうか(笑)
    大事なことはメモを継続することもそうだが、何のためにするのか、その哲学みたいなところがブレない点ではなかろうか。
    結果を出してきた方の考え方、野球というスポーツの話に限定せず、日常のビジネスにも応用できる話だろう。
    若い人にもオススメの一冊です。

  • 野村監督の言葉は野球と繋がってるから頭に入りやすいし身に沁みやすい。
    特に残ったところを記録

    p.37 岡目八目=横から見ている人の方が8目優れて見えているように、大局的な視点で捉えると違ったものが見えてくる。仕事でも2.3年目くらいから出来なかったことがスムーズに進行できてくる。
    p.59 負けた時、上手くいかなかった時こそ「なぜ負けたのか?」「どうして上手くいかなかったのか?」を考えることが重要。小心者の方が考えるため成功しがち。
    p.105 全てに勝たなくても良い、違う方法が見えてくる。取捨選択も成功に繋がっていくから悪いことではない。
    p.178 学ぶことは真似ることからスタートする
    真似を繰り返すとやがて自分らしい色があらわれ、いずれその人のスタイルとなっていく
    p.200 他人から教えてもらったことは忘れてしまう。逆に自分で気づいて習得したこと、苦い思いをしたりしたことはなかなか忘れない。 

  • メモの重要性を説く内容でした。それを続けていったノムさん、すごいなー。それも一つの才能だと思う!

  • ◇「どうなりたいか?」は人を育てる魔法の問い214

  • 転職を気に新たに学び直そうと思い手に取りました。野村さんの現役時代から監督時代になっても日々蓄積される膨大なメモから更に一手間をかけて分析する手法に感銘を受けました。メモは書いても振り返らなければ勿体ない。そう思い出させてくれた良い作品です。

  • メモの重要性。

  • 1ヶ月後のむさんがなくなった

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著者プロフィール

京都府立峰山高校を卒業し、1954年にテスト生として南海ホークスに入団。3年目の1956年からレギュラーに定着すると、現役27年間にわたり球界を代表する捕手として活躍。歴代2位の通算657本塁打、戦後初の三冠王などその強打で数々の記録を打ち立て、 不動の正捕手として南海の黄金時代を支えた。また、70年の南海でのプレイングマネージャー就任以降、延べ4球団で監督を歴任。他球団で挫折した選手を見事に立ち直らせ、チームの中心選手に育て上げる手腕は、「野村再生工場」と呼ばれ、 ヤクルトでは「ID野球」で黄金期を築き、楽天では球団初のクライマックスシリーズ出場を果たすなど輝かしい功績を残した。現在は野球解説者としても活躍。

「2016年 『最強の組織をつくる 野村メソッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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