女装の剣士シュヴァリエ・デオンの生涯

著者 :
  • 白水社
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560028889

感想・レビュー・書評

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  • シルヴィ・ギエムの「エオンナガタ」を観て、どんな人だったのか気になったので読んでみた。

    日本じゃ、研究書が、たぶんこれくらいしか出版されていないようです。
    そこまで詳しい内容ではないのですが、どんな感じの方かなんとなくつかめたような、謎がかえって深まったような、そんなミステリアスな実在の人物です。

    この人自身が何を考えていたのかはイマイチわかりませんが、そうとう面白い人生を歩まれています。

    宝塚が舞台化でもすればいいのに…。

  • シルヴィ・ギエムのコンテンポラリーダンス「エオンナガタ」を見にいくにあたり、予習のつもりで読んだ。
    エオニズム(死語か?)の語源となった、シュヴァリエ・デオンの生涯。
    興味深い。

  • デオン・ド・ボーモンがどういった人で、何をした人なのかが一通り分かった。まだルイ15世やポンパドゥール夫人、その他フランスをめぐる情勢について詳しくないため、分かりにくい部分も多い。デオンを知るための第一歩としては十分な本。

  • 人生の半分を男性として、半分を女性として生きた剣士の生涯

  • 図書館で発見!! 歴史は苦手なはずなのに、面白いほどすらすら読める。革命の時代ですよ〜。

  • ★これはノーチェックだった。教えていただいて初めて知った。こちらは記録というより読み物の形をとってるんで、より詳細でわかりやすいそうな。急いで読ませていただきます。
    (そういえば、持ってない本をレコメンドに載せるのって初めてだな…) ※2006.08.12修正:読了

  • きっとあなたの知りたいことは載ってない。ていうかこの時代には写真がない。そこだよそこ〜〜

  • ルイ15世下で暗躍(?)した女装の外交官。
    と言っても、女装の剣士として戦場に出ていたわけではありません(タイトルを見たとき私はそう勘違いしていた)。
    女装ばかりしていたわけじゃなくて、男装(?)時も仕事(主に外交調整というか)をこなし、かつ勇猛果敢な剣士として活躍していたようです。どっちもいける、中世的な外見だったのでしょう。
    当然といえばそれまでなのでしょうが、読み進めていくうちに、なんていうか、そのタイトルから想像していたような、ファンタジーな話ではなくなってきて、現実の、どろどろしたやり取りとか、権力争いのような、醜い争いがメインになってきて、史実に対してちょっとがっかりというか・・・。
    ここからネタバレになります。嫌な人はみないでね。        彼は結局、最終的に「女装のまま」一生を送るようにさせられてしまったそうです。
    でも、若かったころはともかく、年をとってからのそれはちょっときついものがあったようで・・・なんか哀愁が漂います。
    うまーくまとめて、藤本ひとみに書いてもらいたい気もする題材(笑)
    どうでもいいことなのですが、オーストラリア継承戦争が1840年からと書かれてて、単なるミスなんだろうけどおいおい・・・って感じですた(=v=;)

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