縁のなかったナボコフ。読みやすくてびっくり。
いいよー、この感じ。
ロシアものらしく、KYでマイウェイな人がゴロゴロ出てきます。
でもチェホフとかより全然新しい雰囲気。
ロシアなう(そんなに新しくない?)って感じ?
誤植がやたら多い。「まるきり→きまるり」が妙にハマった。なんじゃそりゃ。ぷぷ。
「四重奏」は次の4つでひとつになってます。
連作?
◆名誉の問題:
間男されたビビりがかっこつけて決闘を挑む。
腰抜け同士・・・orz
◆リーク:
再開したイジメっこだった幼馴染みにつきまとわれる俳優君。こういうラストのテイスト好き。小道具の「新品の白い靴」が効いてる☆
◆ヴェイン姉妹:
主人公(大学の先生)の彼女は不思議な”霊観”の持ち主シンシア。妹シビルが自殺、はいいけど(←よくない)、自分のテスト答案を遺書に使われ…。
◆博物館を訪ねて:
友人の以来で博物館から祖父の絵を買い取ろうとするが・・・
「目」の方は・・・”私”って、・・・えっ!?この人!?
だまされました、ちゃんと。
でもなんでナボコフがミステリ仕立てなのさー。