四重奏,目 新装版

  • 白水社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560043011

感想・レビュー・書評

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  • 縁のなかったナボコフ。読みやすくてびっくり。
    いいよー、この感じ。
    ロシアものらしく、KYでマイウェイな人がゴロゴロ出てきます。
    でもチェホフとかより全然新しい雰囲気。
    ロシアなう(そんなに新しくない?)って感じ?

    誤植がやたら多い。「まるきり→きまるり」が妙にハマった。なんじゃそりゃ。ぷぷ。

    「四重奏」は次の4つでひとつになってます。
    連作?
    ◆名誉の問題:
    間男されたビビりがかっこつけて決闘を挑む。
     腰抜け同士・・・orz
    ◆リーク:
    再開したイジメっこだった幼馴染みにつきまとわれる俳優君。こういうラストのテイスト好き。小道具の「新品の白い靴」が効いてる☆
    ◆ヴェイン姉妹:
    主人公(大学の先生)の彼女は不思議な”霊観”の持ち主シンシア。妹シビルが自殺、はいいけど(←よくない)、自分のテスト答案を遺書に使われ…。
    ◆博物館を訪ねて:
    友人の以来で博物館から祖父の絵を買い取ろうとするが・・・ 
    「目」の方は・・・”私”って、・・・えっ!?この人!?

    だまされました、ちゃんと。
    でもなんでナボコフがミステリ仕立てなのさー。

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