- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784560055144
感想・レビュー・書評
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昔、生協の安売りで買った本をようやく読んだ。
読んだって事の記録程度に書いておこう。
記号論の本って、本当に難解な書式のものが多い。
もともと、言語研究者や哲学者出身の人が記号論コミュニティには多いからもあるんですけど。
記号論というもの自体が、メタな学問で在るからも当然あると思う。
ピエール・ギローという著者のものです
記号論の研究者には、シャノン的な「伝達」を前提に置く人と、それを捨て去れる自由度を持った人が居るように思うけど、ギローさんは前者のようです。
記号論の研究ではなぜか、「人は記号をどうやって解釈するんだろうね?」という素朴な問いかけに答えられないままに、文化研究、メディア研究、そして権威への結びつけ・・・
つまり、社会学的な方向へと流れていく。
ちょうど、20世紀の構造主義の流れと結びつきを感じます.
構造主義が古臭くなったと言われる、今の時代だからこそ、記号論をもう一度始められたら,いいなと私は思う。
しかし、まあ、いままでの記号論はそれはそれで面白いわけです.
本書の中でも占いの記号論的考察のなかで、占いにおける解釈の自由度と、しかしそれが、出てきたカードによって作られうる構造に支配される関係についての話とか面白かったです。
記号論(たぶん構造主義の魅力かな)の魅力って人間の活動として、科学も占いも宗教も同じマナイタに載せて料理するところにあるんだろうなとおもう。
よくわからん感想文でごめんなさい。 -
対象にしてるはばが広く面白い。
やっぱり言語学が中心ではあるんだろうけども、わかりやすいので一通りよんどこうとおもう