カモメに飛ぶことを教えた猫 (白水Uブックス)

  • 白水社
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560071519

感想・レビュー・書評

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  • http://plaza.rakuten.co.jp/luke7/diary/201001300000/
    LUKEの日記 2010/01/30

  • 猫とカモメという違う動物を主人公にして、人種、宗教、政治、主義、主張などが違うのが当然とする人間に、友情と愛情と成長の物語をみせてくれます。 気軽に読めて心温まるお話です。

  •  海外の本も読まなきゃ、と思って買ってみたんだけど、

     海外の本って、いいたいことに対して直接的すぎる気がするんです。


     悪いことじゃないんだけど、

     言わないで想像させて、って思ってしまうのは、

     私が日本人故なんだろうな。

  • 自分と同じいきものなど どこにもいない。

    好きな食べ物、休日の過ごしかた・・・みんなちがう。

    外見、主義、価値観。

    文化、言葉、宗教。

    みんなちがう。


    ちがうものどうし

    同じ地球上に生きる「一個体」として、異なる別の種の「個体」とどのようにしたら心を通わせてゆけるのか。

    誇り高く、男前で賢い猫、ゾルバがそのヒントを教えてくれる。


    我がもの顔で地球を闊歩する「人間」という一族

    この一族は海を汚し、海鳥を油まみれにする生き物。

    かたや、「ゾルバ」は海鳥を助け、卵を守り、ヒナを育てて飛ぶことまで教えてしまう生き物。
    おいしそうな卵を食べてしまうことだってできたのに。

  • 主人公のゾルバが大変格好良いです。

  • 友人の本。今度借してもらおう♪

  • 瀕死のカモメからこれから産み落とす卵を託された猫ゾルバと彼の仲間たちの、カモメの雛が旅立つまでの奮闘を書いた童話。テーマとしては、自分とは違う者を受け入れ尊び愛することについて、でしょうか。他にも、寓話なので色々とメッセージが散りばめられています。ストーリーはシンプルで、短時間で読み終わると思います。人によっては物足りないと思う要因になるかもしれませんが、登場するキャラクターのほとんどが善意で行動するので(例外もいますが)、読了後にほのぼのとした幸福感を与えてくれます。
    猫たちのそれぞれのキャラクターが魅力的です。

  • すぐ読めるけど、深くて暖かい。

  • こちらは黒猫ゾルバが活躍。黒猫はいつも漢気たっぷり♪

  • 最高です 娘にプレゼントしたい。黒猫ゾルバ 大佐 博士
     なんかガンバ猫編を感じる。
    そしてやさしい そして知恵がある。 超お勧めです。ケンガー遺した3つの約束を聞くゾルバ かっこえー

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著者プロフィール

1949年、チリ北部のオバージェに生まれる。アナキストであった祖父
の影響をうけて若くして社会主義運動に参加(祖父の話は『パタゴニ
ア・エクスプレス』に詳しい)73年、アジェンデ社会主義政権を倒し
たピノチェト将軍による軍事クーデタの後逮捕され、南部テムーコの
刑務所に入れられる。二年半の服役の後、アムネスティの努力で釈放
される。80年からドイツのハンブルグに居を定め、そこでジャーナリ
スト・作家活動を始める。89年発表の『ラブ・ストーリーを読む老
人』や96年の『カモメに飛ぶことを教えた猫』がヨーロッパ諸国でベ
ストセラーになり、新しい世代のラテンアメリカの作家として注目を
集めている。

「1999年 『センチメンタルな殺し屋』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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