- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784560080405
作品紹介・あらすじ
アメリカの大建築家による幻の講演が、待望の完訳!プリンストン大学の6つの連続講座で、建築デザインから都市のあり方までのすべてを語り尽くす。ル・コルビュジェとの対決をしるした、記念碑的な建築論。
感想・レビュー・書評
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フランク・ロイド・ライトの現代建築講義
(和書)2012年10月31日 19:18
フランク・ロイド ライト 白水社 2009年12月
久々に再読してみました。機械という概念に対する批判(吟味)が秀逸でした。前回同様読み辛いと感じるのは序盤であり読み進む内に慣れてきます。なかなか読み応えがあり良い本でした。
2010年04月07日 23:35
コルビジエの作品と比較すると面白い。
文章がとても読み辛いと感じたら、翻訳者もかなり訳し辛い文体だったらしい。
これから版権の関係でフランク・ロイド・ライトの作品が続々翻訳されるかもしれないとあった。
楽しみだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
旧帝国ホテルとかで有名なフランク・ロイド・ライトの講義集。シカゴで見た建築とかからは、なんとなくパイプとかくゆらせている余裕綽々な親父を想像していたのですが、ひどく熱い講義です。むき出しのコルビジェへのライバル心とか。この本における主な主張は、素材や、目的が形を作る。形を美しいからとか前こうやっているからとかで作るのは間違ってる。たしかに。口調がいちいち大時代な感じとかも含めて愛すべき著作でした。あと、都市に対する否定があって、大都会における無記名性をひどく嫌っているんだけど、それに対して田舎に住めば治るとかそこは前時代的。ビルが規定する上下と階層との暗喩をひどく嫌っている。