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イエメンで鮭釣りを についての感想・レビュー・書評


イエメンで鮭釣りを (エクス・リブリス)
70人が登録 ★3.67

著者: ポールトーディ 
制作: Paul Torday  小竹 由美子 
本 / 白水社 / 368ページ / 2009年04月発売
ISBN/EAN: 9784560090022
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評価平均: 3.67
登録数: 70
レビュー数: 15
価格: ¥ 2,625 (参考価格:¥ 2,625)

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みんなの感想・レビュー・書評

molirinhoさんのレビュー 読み終わった

 鮭の養殖場の描写が興味深い。鮭といえば澄んだ川で生まれ、大海へと泳ぎだし、再び生まれた場所の清流に戻って一生を終えるという、生き物の壮大な物語を思い浮かべる。そのイメージを裏切るような、生臭さだけが漂う醜悪な描写。  でも、大概の生き物はそういう環境で生きているのかもしれないな。  近代化や効率化という名を借りた無味乾燥な大量生産・消費社会や、色々な思惑が渦巻き過ぎて、すっかり澱んだ空気の中... 続きを読む »

羊さんさんのレビュー 3 読み終わった

イエメンの川に鮭を遡上させ、釣り好きのイギリス人に鮭釣りをさせる、というとんでもないプロジェクトにかかわることになった学者のフレッドの顛末を、日記・メール・報告書などの形式で語る。
まじめな水産学者と、経済アナリストとしてのキャリアアップに熱心な妻との食い違いと、プロジェクトの結末をユーモアと皮肉たっぷりに描いている。

ぽんきちさんのレビュー 4 読み終わった

イギリスの国立研究所に勤務する、ごくごく堅実な水産学者、アルフレッド・ジョーンズ博士のもとに、ある日突然、途方もない案件が飛び込んでくる。「砂漠の国、イエメンの川に鮭を導入し、鮭釣りが出来るようにしたい。ついてはぜひご協力いただきたい」。ジョーンズは、およそ成功するとは思えないこの依頼を一度は強く拒絶する。だが、この件に官邸が興味を示したことから、話がどんどん大きくなって、引き受けざるを得なくなる... 続きを読む »

capybaracameraさんのレビュー 4 読み終わった

ネタバレ 中東イエメンという宗教世界×西欧イギリスの資本主義社会、物質的なことばかりな妻×考え込む夫・・・などお互いに理解しあえない他者との関わりみたいなのが根底にあるのですが、そういうことは抜きにしてもユーモ... 続きを読む »

もりさんのレビュー 読み終わった

2011/3/27購入
2011/4/7読了

こうめさんのレビュー 3 読み終わった

中東のイエメンに
イギリスの鮭を泳がせるという、
一個人の想いからはじまるプロジェクトが、
やがて国家をも巻き込み・・・

っていうストーリーや、
設定や構成が、とっても面白そうで、
その「面白そう」っていうのはずっと続くのだけど
ついにその波にのれないまま、読み終わってしまいました。

最後、あんな風におわるとは、思わなかったな〜

あずきさんのレビュー 4 読み終わった

「イエメンで鮭釣りをしたい」 という唸るほど金を持っている中東のシャイフにイギリスの水産科学者が巻き込まれてゆくお話。 メールや日記、議会記録等などによって構成されており、地の文章が存在しない、面白い小説。 それでも物語は進むんだからすごい。 処女作とは思えないできばえなのは、着想勝ちなところもあるのかな。 そんなこと無理! とはじめは首を横に振っていた主人公だが、... 続きを読む »

mizutetsuさんのレビュー 4 読み終わった

実験的な作品というよりは意欲作と言った方がしっくりくる。
それはここに情熱がひそかにあるからだ。

イエメンで鮭を釣る、ってイエメンがどこだかピンとは来ないが中東の国だよね。
それに対してノルウェーとか、カナダとかで釣れる鮭ってのはあまりに遠い。
要はプロジェクトエックスなストーリーが一つ。
あとは恋愛と、軽いミステリー要素を突っ込んでシェイクして
マティーニのできあがり。ってのはさておき。

読後一週間ほどして、もう一度めくると、サグラダファミリアを彷彿とさせる匂いがある。
アントニオ、君はいつまで未完の城に立て篭もって死に長らえるのか。

記憶に値する、信仰についてのメモ。
それがこのエンターテイメント的暗号文「イエメンで鮭釣りを」
ということになるのかな。

BELLEVILLEさんのレビュー 5 読み終わった

これはこれは、新しい小説の書き方!とてもじゃないけれど59歳、遅咲きの作家だとは思えない。そして物語の設定といい着想といい、まぁとにかく「やってくれたな!」と手を叩いて喜びたい気持ちでいっぱいです。

人生に対するユーモアや世界に対する皮肉、そして政治に対する揶揄の数々、そして何より不可能を可能にしうる信念への尊敬。物語が進むうちに思わずニヤニヤしてしまう。

ユーモラスでときに切なく、何より優しい。
なにはともあれ、釣りをしたくなる小説なんだ。

すでに日本での次回作の出版予定もあるということで、そちらも楽しみに待ちたい。

ジャミラさんのレビュー 3 読み終わった

タイトル通り、砂漠に鮭を泳がせようという突拍子もない設定の小説である。 気楽に読める類の小説で、確かに面白くはあるのだが、どうも物足りない。話を面白くする要素を色々盛り込んでいるが、どの要素も中途半端な印象。 まず本作のメインでもある鮭にまつわるあれこれだが、専門知識があまり出てこないのが物足りない。読者が読んでいて「何言ってるんだかわからねえ」と思うくらい専門知識をぶち込んでくれないと、... 続きを読む »

gatosさんのレビュー 読み終わった

61歳でデビュー!

ripacoさんのレビュー 読み終わった

国立水産研究所に勤めるまじめな研究者フレッドのところに、イエメンの大富豪から「イエメンのワディに鮭を導入したいんだけど」という依頼がきて、「アタマおかしいんじゃないの?」とけんもほろろに断ったのに(ねえわかってくださいよ、このプロジェクトはまったく馬鹿げていて科学的に無意味だというだけでなく、もしこんなものに名前を出したら、水産科学の世界では二度とまともにあつかってもらえなくなりますよ)、上からの圧力で協力せざるを得なくなる話

―が、関係者の日記やらメールやら手紙やら議事録やら、そういうものでできた小説。

Mr.SCHOPさんのレビュー 5

砂漠で鮭釣りをしたい。雨期にだけ川になる 涸れ川に鮭を放流して鮭釣り出来る川にしたい。 釣りという趣味の世界、砂漠で釣りをするという 突拍子もない計画、無尽蔵の資金。 一気に読み終えて、あまりに荒唐無稽な話なのに もしかしてノンフィクションかと錯覚してしまいました。 題材も面白かったのですが、自分を信じる事というのが テーマにあって そこに共感を覚えました。 わたしはアマチ... 続きを読む »

Maoさんのレビュー 3 読み終わった

あの砂漠の国イエメンの枯れた河で鮭釣りをするプロジェクトを「平和の為に」提唱し、本気で大金をつぎ込むシャイフ。誰もが「絶対実現しない夢物語」と嘲笑い、広告活動や単なる金儲けの手段として利用するようにして「イエメン鮭釣りプロジェクト」が発足するのだが…読者も「イエメンで鮭釣りなんて絶対無理!」と確信しながら読むのだが、次第にシェイフの神懸かり的な熱意と理想に当てられて、科学者達と一緒にこの夢物語に引... 続きを読む »

Pipo_DingDongさんのレビュー 4 読み終わった

図書館本です。翻訳ものの新刊にはできるだけお金を払おう、と思っているのですが…「新着図書」に並んでいたもので、志を曲げて(笑)。 イエメンの富豪、シャイフの代理人から「母国で鮭釣り」というプロジェクトを持ちかけられた英国の水産学者、アルフレッドさん。まっとうな理由で断りかけたものの、英政府から「外交的においしい」と思われ、話が広がる広がる!上司とのメール、政府高官のやりとり、アルフレッドさん... 続きを読む »

全15レビュー中 1 - 15件を表示
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