うたかたの誓いと春の花嫁 (ライムブックス バ 2-1)

  • 原書房
3.63
  • (2)
  • (9)
  • (7)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 52
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (502ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562044405

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ハクスタブル家のクインテットその1

    美人揃いの姉弟たちの中で唯一目立たない容姿のヒロイン、次女ヴァネッサ。
    だけどヴァネッサは人を楽しませる才能がある。
    内面が素敵な人は外見だって輝いて見える。
    いつも笑顔なヴァネッサの心の奥深くにある劣等感にヒーローが気付いてくれてよかった。
    最初はこのヒーロー大丈夫かと思ったけど、読み終えたらお気に入りのヒロイン&ヒーローになりました。
    ヴァネッサと亡き夫の愛が高潔で泣けた。

  • ☆3.5

    両親亡き後、田舎で慎ましい生活を送っていた姉弟4人の元を訪れたのは子爵であるヒーロー。
    伯爵家の直系の子孫が亡くなったため姉弟の末っ子である長男が爵位を継承することになったという。
    亡くなった先代伯爵の屋敷で暮らすため故郷を離れることになった4人。
    一方一家の後見人となったヒーローは姉妹の長女との結婚を計画していたがーー。

    "ハクスタブル家のクインテット"シリーズ一作目。
    未亡人である次女がヒロイン。
    美人の姉と妹、ハンサムな弟の中でただ一人美貌に恵まれなかったものの明るい性格で笑いに変えコンプレックスを見せずにいた人。
    笑顔を見せない高慢なヒーローとは姉を守るため結婚したもののわりと前向きで幸せな結婚生活を送れるよう決意しているし積極性がある所は良いところ。
    少しずつ距離を縮めていく様子を描いているのはいいけど少し中弛みも感じるかも。

    今後シリーズがあと4作あるようだけど興味を惹かれるのは長女と今回消化不良な謎の紳士のままで終わった前伯爵の兄で非嫡出子のコンスタンティンくらいなので順番に読むのしんどいかも。
    読むとしても先だろうから話とキャラを忘れてしまいそう…。
    しかし長女の頑なさが印象的だった。

    2009年。

  • ヒロインが前夫の肖像画を嫁ぎ先に持ってきてる!マジか⁉そんなもん、実家に送れ その肖像画を見て号泣するヒロイン そんなシーンを見たヒーローは速攻元愛人の元へダッシュしてもいいんじゃないかw でもヒーローは、ヒロインの言い訳を聞いてあげる(←又、これがぐちぐち長い…)
    結局ヒロインは未来の公爵夫人 すごい玉の輿だ それに引きかえ、メグは踏んだり蹴ったり あまりにも、気の毒すぎる もうこうなったらメグ、妹以上の大恋愛をしてくれ

  • ハクスタブルシリーズ1作目。
    シリーズ1作目ということもあるのか、今後のヒロイン、またはヒーローになりそうな人物たちの紹介も兼ねている作品になっていて、ちょっと気が散ってしまい、ヒーローとヒロインのロマンスに、集中できなかった。ストーリー展開としても、イマイチ盛り上がりに欠けてたかなぁ…という印象。

    ヒロインは、ハクスタブル家の次女、ヴァネッサ。ヒーローは彼女たちの後見人にあたるリンゲイト子爵エリオット。
    エリオットが姉のマーガレットに求婚するつもりだと察した彼女は、他に想い人がいる姉の為に、彼に対して自分からプロポーズするという大胆な行動に出ます。
    それにしても、この姉弟(姉3人+弟1人)の、自己犠牲精神というか、結束の固さはなかなか凄いなーと感心してしまいました。
    ヒロインに関しては、ちょっと感情移入はできませんでしたが、愛情の形は様々(家族・友情・恋愛)だとしても、大切に思う相手に対して献身的になる姿には、好感が持てたかな。

    シリーズ次回作への伏線たっぷりで、気になる終わり方だったのが、もどかしいです。

  • シリーズ1作目。四人姉弟で一番平凡な次女ヒロイン(未亡人)。牧師だった父亡き後田舎暮らししていた彼らに舞い込んだ弟の爵位継承で人生がかわっていくヒロイン。伝えにやってきた素敵な子爵ヒーローとはいろいろとあったけれど あらゆるモノにクールだった彼との間に愛情が育つにつれてとても大切なパートナーとなっていく過程は面白かった。

  • ハクスタブルシリーズ1作目。ハクスタブル家次女で未亡人のヴァネッサ・デューは他の美人姉妹に比べて平凡だが、人生に前向きで笑顔が魅惑的な女性。突然に伯爵位を継承することとなった弟の為、後見人リンゲイト子爵エリオット・ウォレスとともにロンドンへ。ドロドロになりそうな筋立てもヴァネッサの明るい性格ですっきりとした筋立てへ、結婚から段々に愛を育んでいく読後感のいい一作。
    今後の主人公たちの紹介も兼ねて、布石が散らばっていて内容には消化不良な面もある。
    また、ラストが唐突ではあるが、今後のシリーズで語られる事を期待する。

  • 20130116読了

    The Huxtable Quintet(ハクスタブル五部作)の一作目。

    シュロップシャーのスロックブリッジという村に
    亡き牧師の残した四姉弟が住んでいた。
    長女マーガレット(メグ)、次女ヴァネッサ(ネシー)、三女キャサリン(ケイト)、長男スティーヴン。
    本作は次女ヴァネッサがヒロイン。
    ちなみに彼女は準男爵サー・ハンフリー・デューの次男の嫁だったが
    一年半前に夫をなくした身。

    貧しい暮らしをしていた四姉弟のもとに、驚くべきしらせがやってきて、彼らの人生が覆るのだが……という話。

    バログ作品というと親戚の名前がやたら出てくるので
    こんがらがるのが常なのだが
    その点はましな方だったかと。
    ただ、当初はコンスタンティン・ジョナサン兄弟との関係が今ひとつ理解できなかった。
    (多分、兄弟の祖父が長男で、四姉弟の祖父が次男かな)

    肝心のロマンスだが、ふたりが反目しあう間柄だったので
    ロマンス展開になるまでページ数がかなりかかった。
    それを冗長と感じる人もいるかも。
    ただ、ヒロインがただならぬ人物なせいか、私は読み返したくなる。
    ヒロインを理屈屋と感じて、好きになれない読者もいるかもしれないけど。

    個人的にはコンスタンティンに興味があるし
    彼はあることを隠している気がする。
    作者のお気に入りだったりして?

全9件中 1 - 9件を表示

メアリ・バログの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×