1冊で知る ポルノ(「1冊で知る」シリーズ)

  • 原書房
3.00
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本棚登録 : 42
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562045211

作品紹介・あらすじ

ポルノと性犯罪、ポルノと貧困、フィルタリングという名の検閲-インターネット時代のポルノと正しくつきあうために。

感想・レビュー・書評

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  • ◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB01867310

  • ポルノにより人が暴力的になるかどうかは実験の結果わかっていないなど、マジメにいろんな研究の成果を引っ張ってきて書いている実直な論考。
    反面、スリリングな論理展開はあまりなく、地味にデータを追いかけるような作業感も若干あり。
    ドウォーキンやマッキノンといった欧米で批判されなぜか日本でだけ未だに肯定的に引用されるフェミニストをきちんと批判しているあたりはやはり真っ当なあっちのお国の研究だなという感じ。
    あー誰か日本のフェミニズムがなんでガラパゴス状態になっているのか研究してくんないかなー。

  • (推薦者コメント)
    「ポルノ」という存在は、ずっと昔から私たち人間、特に男性にとっての一つの娯楽であった。性的嗜好は多様化し、各種のフェチ、同性愛、サディズム・マゾヒズム、死姦、ロリータコンプレックスなど、多くの人が小さなものから大きなものまで、色々な性的嗜好を持ち生活している。では、そもそもそのポルノというものは、何を持ってポルノなのか。その理論や歴史、性犯罪との関係などを中立的に詳述する。

  • 読みやすくて、わかりやすい。
    ポルノというものについて考えてみたいという方に、ぜひ薦めたい一冊。
    今までだと、「ポルノグラフィ防衛論 アメリカのセクハラ攻撃・ポルノ規制の危険性」 http://booklog.jp/users/fushianaharuru/archives/4780801052 か「青少年に有害! 子どもの「性」に怯える社会」 http://booklog.jp/asin/4309243169 を紹介していたのですが、どちらもブ厚くて文章が硬いので、とっつきにくい。しかしこれは(解説によると)原著がティーンエイジャー向けということで、とても読みやすい。

  • ポルノの歴史や現状や見られかた扱われかた関係者は語るなどなど。
    納得できるところと、うさんくさいところが半々。
    フェミニストが嫌いなんだろうなという雰囲気もあり。
    とっかかりにざっと見るにはいい。それだけ。
    たまに「いつどこでだれが」がわかりにくい。

    「白人を安く買えるハンガリーで出演者を調達」のとこ吐きそう。
    「黒人にやられる白人女」の「背徳」をほしがる南部白人とか。
    でも日本の風俗業界も東欧の安い白人が人気って他の本で読んだな。

    日本の存在感ありすぎ。そして買いかぶりすぎ。
    日本は性犯罪が少ない国とか、それはポルノが有害じゃないことを意味するとか国民性や性教育がちゃんとしているからだとか。
    え、日本の性教育っていうと「セックス」「コンドーム」「オナニー」「ヴァギナ」「ペニス」などが禁止ワードだったり、言葉による理解が難しい障害児のための人形や歌を取り上げたりする日本の性教育のこと?
    ついでに性犯罪の「少なさ」でいうならレイプされた娘が死刑になる国のほうが性犯罪が「少ない」よ。日本も「少ない」けど。

    ってなことがアメリカ人にわからないのはともかく、解説でも(あえて?)鵜呑みにしているのが気持ち悪い。
    というか松沢呉一の解説(という名の持論と自分の正しさ主張)が鬱陶しい。それここで書くことじゃない。

  • 2010.04.25 朝日新聞に紹介されました。

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