アガサ・レーズンの完璧な裏庭 (コージーブックス ビ 1-3 英国ちいさな村の謎 3)
- 原書房 (2013年7月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562060177
作品紹介・あらすじ
容姿も家事も完璧、ガーデニングまで得意な未亡人メアリーが引っ越してきて、村人たちはみな彼女に夢中。<br>新参者に敵対心を燃やすアガサは苦手なガーデニングを始めたものの、またもや「ズル」をしなければならない状況に!<br>おりしも、村では自慢の庭が次々と荒らされる事件が発生。<br>人気を取り戻したい一心でアガサは犯人捜しに乗りだすが、そのときはこれが悲劇の序章だとは知らず……!?
感想・レビュー・書評
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アガサ・レーズンのシリーズ3作目。
アガサは、早期退職して憧れの美しい村に住むようになった元女社長。
押しが強くて目立ちたがり、はっきり物を言うけど、時には寂しくて悩んだり迷ったり、ぽろっと弱みが丸出しになったりと、かわいいところもある性格。
長い旅行から帰ってきたアガサは、メアリーという未亡人が村に引っ越してきて、人気を集めていることを知ります。
年齢には見えない美貌で、家事も上手、そつがなくにこやかで、ガーデニングまで得意。
ハンサムな隣人ジェームズがメアリーと親しくしていることにショックを受けたアガサは、がぜん闘争心を燃やします。
ガーデニングなんて得意じゃないのに、コンテストでみんなを感心させようと、あらぬ手まで使おうとするおかしさ。
村人には面白い人と思われているので、赤っ恥をかいてもそれほどひどいことにはならないんですが。
事件が起きて、ジェームズと事情を調べて回ることになり、迷コンビ復活。
まっすぐには進みそうもない恋路ですが、さてどうなりますやら?
欠点だらけのおばちゃん、だけど~なりふりかまわぬパワフルなとこがいいんですよ。
ジェームズを爆笑させたり、ビル・ウォン刑事に助けてもらったりしながら。
ロンドンでの仕事を頼まれたりもして。
常連の村人達も、いい味だしてます☆詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズなので、だんだん主人公に愛着が湧いてくる
すぐにバレるようなズルをしてしまうのに
周りから好かれているのは、可愛いところがあるから
次回作が楽しみ -
容姿端麗、ガーデニングが得意な未亡人、メアリーが越してきて
村の人たちはみんな彼女に夢中。
人気を取り戻したいアガサは、ガーデニングコンテストに出るため
苦手なガーデニングに挑戦する。
が、またズルをしなければいけない状況になって・・・
アガサの原動力は闘争心なんだな~、と本当に思う。 -
あのアガサが庭仕事!?結構がんばってましたよ、ある日までは。今回も恋敵が出現し、ジェームズとの付き合い方に悩む。私は思いっきりアガサに肩入れしているので彼女の一挙一動一喜一憂、読んでてニヤニヤ笑いが止まりません。
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長い旅行から帰ってきたアガサを待っていたのは、きれいで優しくて家事もガーデニングも得意な未亡人メアリーだった。
この新しい村人が木になる隣人ジェームズと仲良くしていると知ったアガサは敵対心を燃やすのだけど…。
アガサシリーズ3作目。
いや、ミステリ部分はどうでもいいの。よくはないけどw
犯人の目星は早い段階でついてしまうし、そこを深く突っ込むことはないし。
ただ、アガサとジェームズが辿った道程とは違う方向から警察は犯人に辿り着いたんですよって、オチの展開は結構好き。
そしてこのシリーズの肝はアガサが性格のよろしくないおばちゃんだってこと。
今回は容姿端麗なライバルが登場したことで、自分の外見を気にしてダイエットに励んだり、年齢による身体の変化を嘆いたりするあたりにものすごく共感した。
あと、平然と卑怯な手を使うところも気に入ってる。
完璧な主人公じゃないところが読んでいて安心できるというか。
次作はロンドンでの事件かな?
田舎に染まりつつあるアガサが、かつて辣腕を振るった世界でどう行動するかも読んでみたいだけど。 -
そろそろ飽きるかと思いきや、ますます面白くなってきた。
内容が生々しくなってきたw -
謎解き要素が薄めで最後う〜ん?と思ったけど、他は面白かった
唐突なアガサ上げが気になりはした(笑)
全体的に読めて満足( ¯﹀¯ ) -
英国ちいさな村の謎<3>
ジェームズへの気持ちの変化があったからか、話自体(謎解きも含めて)前回よりもあっさりとした進み方だった。が、村の人たちに溶け込んでいっている様子がうれしい。 -
今回の謎解きはあっさりといったところ。シリーズが進むにつれて、登場人物の人間関係や以前のエピソードが語られることが多く、その部分がスピンオフ的に面白い。