グリーン・ノウの石 (グリーン・ノウ物語 6)

  • 評論社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784566012660

作品紹介・あらすじ

「グリーン・ノウ物語」最終巻。おやしきのすべての秘密がここに!12世紀、まだ石づくりの家がめずらしかったころ、「グリーン・ノウ」ができました。ロジャー少年はここを愛し、時を越えて、代々やしきにすんだ人たちと出会います。

感想・レビュー・書評

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  • この本は、私が小学生の頃に読んだ本です。
    グリーンノウ。
    この家で起きる様々な物語。
    代々住み続けた人たちが出てきて、現代の子供たちと交わるお話。
    とっても、こころが豊かになる本です。

  • 再読。他の5冊と違ってタイムトラベルものだった!
    ほんとに素敵。ああいつか行ってみたい。

  • グリーン・ノウのルーツがここにありました。トーリーやトービーやロジャーやりネット、スーザンみんな出会えて、そしてみんながこのお屋敷を愛していて。亀井さんもボストン夫人にお会いできたんですね。私の宝物の1つになりました。この6冊は。

  • 1巻、2巻、6巻の3冊がつながるかも

  •  トーリーとオールドノウ夫人が暮らすグリーン・ノウの家。その家が建った頃にそこで暮らしていた少年ロジャー。「お石さま」の魔法で時を超え、ロジャーよりずっと未来の家、グリーン・ノウで暮らす子どもたちと出会う。5巻までの物語を大きくつつみこむようなグリーン・ノウの家(とそこに住む人々)の物語。

  • 最終回。総集編。みたいな感じ^^
    皆、一堂に会して良かったネ。

    森がなくなって、生きていけるんだろうか…とか、
    お石さまが、その場から運ばれてしまったらダメだ…とか、
    凄くまっとうな、ロジャーの感覚が良かった。

  • 時代は西暦1120年、イギリスがまだ戦争に明けくれていた頃のこと。  サクソン人を征服して新しい支配者になったノルマン人の貴族が、マナーと呼ばれた領地に、お城をかねた館を建てます。  ものすごく大きな石を積み、大きな窓や暖炉や煙突をそなえた、堂々たる家です。  貴族の息子ロジャーは、この家を誇りにし、心から愛します。  そしてこれがいつまでも建っていてくれることを願うのです。  (訳者あとがきより転載)

    訳者が語るこの館(↑)がグリーン・ノウのお屋敷で、その初代当主の次男ロジャーが今号の主人公です。  そしてこのロジャーが丘の上の魔法の石(お石さま)の力を借りて、未来の世界と行き来することによって、トービー、リネット、アレク゛サンダー、スーザンとジェイコブ、さらにはトーリーとオールド・ノウ夫人と出会い、友情を結びます。  今まで読んできたグリーン・ノウの物語5冊のカーテン・コールみたい・・・・(笑)  中国難民の子供「ピン」だけは出てこないんですよね。  それはやっぱり「血縁関係のなさ」なのかもしれませんね。  

    読んでいて一番強く感じたのは「石の文化」ということでした。  悠久の時の流れの中で、風景が変わり、生活風習が変わり、人々の話す言葉から暮らし方までが変わってしまっても、この石の家だけは深い知恵を秘めて変わらない姿で建ち続けているのをロジャーと共に喜ぶ KiKi がいました。  そして以前からヨーロッパの世界遺産と呼ばれるものを目にするたびに「石の文化」 vs. 「木の文化」を感じていた KiKi にとって、頑強な素材である石を使った文化のある種の堅実さ、それを守ろうとする保守性、ある種の頑なさに、羨望に近い想いを抱きました。

    (全文はブログにて)

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