バンドゥーラ: ”ジャングルの誇り”とよばれたゾウ (児童図書館・絵本の部屋)
- 評論社 (2022年11月1日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (83ページ)
- / ISBN・EAN: 9784566080812
作品紹介・あらすじ
ミャンマーでは昔から、ゾウと人とが協力して林業を営んできました。貿易会社の社員としてミャンマーに赴いたイギリス人のウィリアムズは、そこでゾウ使いやゾウと一緒に仕事をすることになり、やがて、とびきり頭がよくて勇敢なゾウ、バンドゥーラに出会います。ウィリアムズとバンドゥーラは、かたい信頼の絆で結ばれ、その後、戦火をのがれてジャングルを超える困難な旅を共に成し遂げることになります。作者のグリルは、最年少(25歳)でケイト・グリーナウェイ賞を受賞した画家。実際にミャンマーに取材して執筆にのぞんだ、力のこもった絵本です。今も不安な政情が続くミャンマーの人たちや動物たちへの思いがこもった作品です。
感想・レビュー・書評
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知らなかったことがたくさん。
世界が落ち着いたら
いつの日かミャンマーのゾウさんに会いに行ってみたい。 -
少々変わった絵本だ。イギリス人のウィリアムズが仕事でミャンマーへやって来た。ゾウと彼らを使って仕事をするゾウ使いにすっかり心を奪われてしまうのだ。ある日経験豊富なゾウ使いポトケから、バンドゥーラという名のゾウの話を聞く。立派なオスゾウに育ったバンドゥーラとウィリアムズは心を通わせ、一緒に仕事をこなしてゆく。ゾウのための学校や病院も作り、彼らのために環境を整えてゆく。
そして第二次世界大戦が始まる。日本軍がミャンマーに進軍してゆく。ウィリアムズはゾウ部隊を安全なインドへ避難させるという困難な命令を受ける。
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