- Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569570198
感想・レビュー・書評
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土佐藩藩祖山内一豊を題材とした作品。妻千代の内助の功が有名だが、信長、秀吉麾下で戦場を巡り、関ヶ原合戦後に土佐を領有、地場の一領具足の反発にあいながらも基礎を築くまでを描く。
千代のへそくりで駿馬を購入して話題となった件もあっさりとした描写で、全体に彼の律儀で控えめな性格のように淡々と時代の流れが綴られているよう。
小説としてはもうちょっと盛り上がりが欲しかったかなという気もするが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
4569570194 362p 2005・11・29 1版2刷
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一豊夫妻は伏見城で家康と対面した。家康の前に出ても、戦乱の世を一豊とともに生き抜いた千代の物腰はさすがに堂々としていた。「そこもとが、土佐守の宝物であったか」家康は感激して千代を評した。-信長、秀吉ら天下人の運に引きずられて万石取りの大名となり、家康によって土佐の国持ち大名となった山内一豊。聡明な妻とともに律儀に、そして堅実に人生を生きた武将の生涯。
2010.7.28読了 -
山内夫婦がホント可愛かったです。それでいて格好もよく…誤字があったのが気になりましたが、それを除けば私の理想に結構近い感じです。それに一豊さんは無能ではなかっただろうという考え方に大賛成です。両手挙げます。
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土佐藩始祖・山内一豊について、1冊で簡単にわかる本です。無骨で勇敢・律儀な人物という、ソレガシが感じるイメージにかなり近かったので、なかなか楽しめる内容でした。
2008.9.8読了
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山内一豊の生涯
1997年6月5日購入
2003年6月29日再読 -
夫婦二人三脚で、土佐一国の領主にまでなった山内一豊を扱った文庫本。
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信長、秀吉、家康の時代を巧みに生きのびた武将、山内一豊。賢明なる妻と共に乱世をしのぎ、初代土佐藩主となった男の生涯を描く。