体にあらわれる心の病気: 原因不明の身体症状との付き合い方 (PHP新書 160)

著者 :
  • PHP研究所
3.09
  • (0)
  • (3)
  • (6)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 36
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569617121

作品紹介・あらすじ

検査では異常が見つからない「痛み」「だるさ」「動悸」などの諸症状。本書では、このような症状につけられる「自律神経失調症」「心身症」「過呼吸症候群」などの病名を整理して、体と心のメカニズムを分かりやすく解説する。著者によれば、これらの病気は「身体表現性障害」として捉えることで、その症状や経過を適切に把握し、効果的な治療を行うことができるという。各科をたらい回しにされ、また周囲の理解も得られずひとり苦しむ人に、「症状に振り回されない生活」を取り戻す道筋をアドバイスする。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2001年の段階で、いわゆる『身体表現性障害』にもっと着目すべきだ、との警鐘を鳴らしている点に、まずは敬意を表したい。まことに慧眼である。

    内容面では、分析的論述が厚く、優れていると感じた。

    一方で、患者視点で、どう対処すべきか?という面に関しては、若干内容が薄いきらいは否めないと思う。

    患者向けの本というよりは、医師向けの本なのかな?というのが、率直な感想である。

  • 37089

  • 自律神経失調症、心身症、ストレスで咳が止まらないこともあった。そのような症状も出ていた。
    うつ病には2010年には先進国で一番の疾病になるだろう。
    過呼吸は体に悪い。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1960年、三重県生まれ。いそべクリニック院長、大井町こころのクリニック理事長、医学博士、臨床心理士。名古屋市立大学医学部を卒業、厚生連尾西病院、大同病院、名古屋市立精神保健指導センター、厚生連海南病院をへて、現職。東京福祉大学教授を兼任。専門は身体表現性障害、不登校・ひきこもりなどの思春期・青年期の精神病理、境界性人格障害の精神病理

「2007年 『不登校・ひきこもりの心がわかる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

磯部潮の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×