魔法があるなら

  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569626680

作品紹介・あらすじ

世界でいちばん素敵な「スコットレーズ・デパート」の時計が6時をさしたとき、だれも想像できない冒険がはじまった。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルに惹かれ、初めてアレックスシアラーさんの本を読みました。
    読んだのはだいぶ前で、そのときは借りて読んだのですが、すぐに気に入って、誕生日プレゼントに、親にねだって買ってもらった記憶があります。

    デパートに住むというとんでもな展開のお話ですが、デパートに対するリビーの夢のある描写がとても素敵です。(デ〇ズニーランドかと思うくらい)
    あと、パフェや、「賞味期限切れ」の食べものなど、おいしそうなものが多く登場するし、それになによりリビーが何だかんだいいながら、よいお姉さんをしているのが微笑ましくて楽しいです。
    家族っていいなぁと思います。当時の私は、リビーに自分を投影して楽しんでいました。

    ファンタジーとして、魔法や異世界なんてものは出てこないけれども、名作だと思います。

  • 続編があったらよんでみたい!
    リビーとその家族がどんな暮らしをしているのか?きっと大きな幸せを掴んでいるはず。
    1999年にBBCで映画化されてクリスマスに放送されたとある。原題はThe Greatest Store in the world

  • 最後はハッピーエンドみたいな感じだったので良かったです。ですがハラハラしながら読みました。

  • 中学校のときに図書館で借りて読んだ本。高級デパートに住んで、おもちゃ売り場のおもちゃで遊んで、惣菜コーナーで夜ご飯を選んで、寝具売り場のベッドで眠る。なんて夢のあるストーリー!これを初めて読んだ時のワクワクした気持ちを今も覚えています。これからもずっと好きな本です。

  • 人気作家アレックス・シアラー1999年の作品。

    長女のリビーは、しっかり者でちょっと心配性。
    明るくて呑気なママは、時々ジプシーのように足がむずむずして、引っ越さずにはいられなくなる。
    小さな妹のアンジェリーンの面倒を見ながら、点々とする一家3人。
    父親は石油の掘削の仕事に行ったきり、連絡もなくなったまま。

    リビーの視点で、スコットレーズという高級デパートで過ごした日々が語られます。
    お金に困ったママは、スコットレーズが閉店するときに隠れていて、夜の間そこで過ごすという策をとったのでした。
    誰もいない巨大デパートの売り場。
    おもちゃ売り場やチョコレート売り場で、女の子二人はうっとり。
    ママは、試食品や賞味期限で捨てられる食べ物は食べて良いとか、それなりに規則をもうけ、汚れが落としやすい物だけを使ったりと、工夫します。

    リビーは時々目を見張ったり、楽しみながらも、内心はこれがどういう事かよくわかっている。
    ただ、ママの気持ち次第で他の所に住めるように思っているんだけど、それはそう簡単ではない。
    ママは仕事もしているし、リビーも平日の昼間は学校へ行くんですけどね。
    ママの危なっかしいやり方を批判しつつも「あんなに頑張る人はいないのに」と信頼を寄せてもいるリビー。
    大はしゃぎの妹アンジェリーンは可愛いが、でもいつ何をしてしまうかわからない…

    朝の見回りから隠れるためにトイレの一室にこもったり。
    電気製品売り場ですべてのテレビが同じ番組を放映するのを見たり。
    時計売り場から目覚まし時計を借りてきたり。
    朝早くに掃除の人たちが来るのに気づいたママは、掃除のメンバーの一人として、仕事をしているふりをする。
    互いに全員の顔は知らないので、それが通ったのだ。

    口ひげが立派なドアマンは、よく出入りする3人を不審に思い、何をたくらんでいるのかと睨み付けてくる。
    同じデパートの中でよく見かけるスマートな男性に気づいたリビーは、もしかしてこの人もデパートに住んでいるのかと思うのだが…?
    はらはらの日々のあと、何が起こったか。
    後半は急展開。
    救いのある結末で、夢があります。
    この邦題はなぜ?か謎だけど。

  • 切羽詰まって、何も考えられなくなった結果なんだろうな。
    それにしても無茶苦茶で。
    主人公はさぞ胃に来ていただろう。
    大人はきっと読み進めるのがつらい。
    子供にとっては夢の世界?
    夢を見るのと現実は違いすぎるからな…。

  • デパートに家族で住んで、廃棄のお弁当などを食べて
    家具売り場のベットで眠る…

    そんな記憶しかありませんでしたが
    調べたらでてきた!
    表紙をなんとなく覚えてました。

    読んだ当時は、羨ましいなぁ楽しそう。とか思ってました笑

    また読み直したい!

  • タイトルからは想像できなかったストーリーだったけど、親子3人がデパートに住む、という意表をついた設定で楽しかった。面白いなと思う物語はいつもそうなんだけど、すっかり登場人物に感情移入してしまうので、読んでいるときは最初から最後まで、ものすごくドキドキハラハラ、緊張の連続。読み終わったときには、心からほっとした。

  • 大型ジョッピングモールに行きたくて真似したくなってしまう!

    可愛らしすぎるハラハラ感がたまらなくていっきに読みましたw

  • 大好き。
    映画化されてほしい

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著者プロフィール

英国スコットランド北部のウィックに生まれ、現在はサマセット州に住んでいる。テレビやラジオ、映画、舞台のシナリオライターとして活躍したあと、数多くのヤングアダルト小説を執筆、ガーディアン賞にノミネートされた『スノードーム』(求龍堂)などを生みだした。映画やテレビシリーズになった作品もあり、日本では『チョコレート・アンダーグラウンド』(求龍堂)を原作としたコミックやアニメ映画が制作された。他に、『青空のむこう』、『13ヵ月と13週と13日と満月の夜』『This is the Life』(いずれも求龍堂)、『スキ・スキ・スキ!』(あかね書房)、『世界でたったひとりの子』『あの雲を追いかけて』『骨董通りの幽霊省』(いずれも竹書房)などがある。

「2017年 『ガラスの封筒と海と』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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