10代の子どもの心のコーチング―思春期の子をもつ親がすべきこと (PHP文庫)
- PHP研究所 (2010年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569675305
作品紹介・あらすじ
親のサポートを必要としながらそれを拒否する思春期。親が10代の子どものコーチとして「生きる力」を引き出すためには、ほどほどの距離感と子どもに対する敬意が不可欠です。自立の基となる「愛すること」「責任」「人の役に立つ喜び」を教えるのに、遅すぎるということはありません。ベストセラー『子どもの心のコーチング』の思春期版。
感想・レビュー・書評
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『子どもの心のコーチング』思春期版。
p65 「できない」と「しない」には、大きな違いがあります。「できない」と言っている間は選択がありません。ところが、「しない」を選択した瞬間に、「する」という選択が生まれます。
p81 私たちのところに生まれてきて、生きている以上のことをしてくれるとしたら、それはすべて特別な贈り物です。それ以上の贈り物を無理に引き出そうとしてはいけません。
p83 親の子どもに対する感謝が信頼を生み、信頼が親への尊敬になって返ってきます。この相互関係が、かつては存在し、今はなき「畏れ多きもの」にかわって、子どものシールドとなって子どもを守るもののひとつではないかと思います。
p88 そして、子どもを信頼することは、とりもなおさず、親自身が自分を信頼することから始まります。自分を信じてみてください。「私は大丈夫!」と。すると、自分はその信頼にこたえられる人であることがわかります。そして、子どもを信じてください。「あの子は大丈夫!」と。彼らはその信頼にこたえようとしてくれます。
ハァ、育児って本当どんどん悩みがアップデートされていく気がするよ。
娘がこれから思春期という荒れた大海原をなんとか渡っていけるように、あくまでも私は理性的なコーチなのだという姿勢を忘れず、あまり思い詰めすぎず、サポートしていきたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分に足りなかったものが知りたくて笑
自己&他己証人と自己決定感、、 -
「飢えている人に魚を釣ってあげるか、魚の釣り方を教えてあげるか」
子供の欲望を見抜くだけでなく、それを実現させるお手伝いをする。
〇先生がプリントを渡す時
プリントを子供に手渡しする→あなたが使うプリントだからと説明してプリントを取りにこさせる。受動的に!
「大人はしゃべりすぎる」
→子供は無知である。教えてあげなければならないと言う認識からきている。
子供の発言にすぐになんで?と聞かない。黙って、言葉を反射する。子供の気持ちを反射する。
「ピアノ辞めたい」
[ピアノ辞めたいの?]
「うん、だって〜」
[そう、悲しかったのね] -
色々と勉強になりました!思春期の時期の記憶がはっきりしない人が多い。
たしかに。わたしあんまり覚えてないかも。。。
そういうものらしい。
そういういろんなものに阻まれて、記憶を無くすほどに精神的にいっぱいいっぱいだからこそ、取り返しのつかないこともしてしまう。と。
その取り返しがつかないことも、最小限にしてあげるのが親の役目と。
失敗した例が、、、殺人やら犯罪やらに走ってしまって、その後の取り返しがなかなかつきづらくなることだそうで。
そうか。。。
と。
子育てっていうのはホント。難しいもんだなぁ、と読んでいて思うし、なんと迷い迷ってる親がおおいのか。というのも改めて認識しました。
これから来る思春期に向けて少しでも準備しておこうと思うに至りました。 -
20歳になる息子と15歳の娘を持つ父親として
自分がどれだけ、子供達とコミュニケーションの時間が取れていたのか?改めて考えさせらました。
彼らの将来の為に、責任について教えてこれたのか?
今からでも遅くない社会人になる前に伝える事が沢山あると思いました。
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東京出張にて
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子育ては15歳までに自立できるようにするのが目的。責任を教え、人を愛することを教える。15-18歳は子供が「生きていける」ことを確認するだけ。
具体的かつ一貫性をもって書かれていて大変参考になった。
実行するのが大変なんだけど・・・もっとも自分にとって難しいのは「黙る」ことか・・・? -
この本を読んで、自分のいままでの行動の中には
子どもを助けすぎていた行動もたくさんあるのではないかと思いました。
子どもに自律の力を身につけてもらうために、大人は環境を整え、見守ることが大事であると実感しました。
読了日*2013.10.3 -
自分自身が成長しないと。
親の成長が子どもの成長につながる。
自身自身が幸せにならないと。
幸せのリレーをしていく。
そんな責任を感じる。