頭の中身が漏れ出る日々 (PHP文芸文庫)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569679952

感想・レビュー・書評

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  • 家族と揉め事が絶えない今日。皆さまお元気ですか。
    昼から酒飲みながらダラダラ、したいなぁ。
    なんなら仕事に飽きたからゲーム、いいなぁ。

    笑いの神は舞い降りなくていいから、札束が舞い降りてほしい。

  • 何で笑いの神がこんなにも舞い降りるのか。本人にとっちゃ災難極まりないのだろうけれど、思わず笑ってしまう(*つ▽`)酒飲み過ぎのきみこさん。毎日満喫しているのかしていないのか。こんな日々もありなのですね。

  • 読んでいる分には面白いけど、「この人、本当にこれでいいのか・・・?」と心配になる日常生活を送られていますね、キミコさんは。
    まぁ、妄想癖があって法螺吹きな著者のことなので、色々と誇張して書いているのかもしれませんが(むしろそう思いたい、という部分も)。

    生活態度はともかく、この人の表現(文章)はユーモアがあって好きです。

  • 何故、今の今まで北大路さんを知らなかったのだろう。。。
    自分を戒めることこの上なし。

    笑える。ここ数年に読んだエッセイの中でグンバツの一位。

    出てくる人が面白いのは、
    北大路さんが面白いからだし、
    類は友を呼ぶという次元でもない引きよせ方だし、
    40代への親近感と畏怖が
    読むほどに膨らむ。

    全作制覇を目論む久しぶりの作家さん。

  • 面白すぎる!これを読んで笑わずにいるのは不可能である!断言できる!
    鬱々とした気分もキミコさんの話を聞けば
    吹っ飛ぶ、いや吹っ飛んだ!

  • あらゆる方々に強く本書をお勧めします。
    いや、ほんと笑えますから。2013/10/3

  • アラフォー、独身、実家暮らし、なフリーライター・北大路公子のぐうたらエッセイ。
    「いつ見てもこいつは相変わらず馬鹿なことを書いている」と言われることを目指す著者の目標は達成されていると思われる。
    しょうもない内容をよどみない文章で語る妄想力と筆力は非凡だと思う。

  • 『生きていてもいいかしら日記』が非常に面白かったので、読んでみた。相変わらず、昼酒好きで無精者の40代独身女性の日常がエッセイとして綴られている。

    面白いのだが、どうしても椎名誠のスーパーエッセイ『さらば国分寺書店のオババ』とカブるんだよなぁ。

  • 「人生でもっともいたたまれない三十秒」とはどんな時間か。

    「完全防水」という携帯を手にした時、人はどんな行動をとるべきか。

    料理で失敗するたびに現れる「脳内姑」との壮絶な戦いとは。

    40代独身、趣味昼酒。

    札幌の実家で愉快な両親と同居するキミコが、ぐうたらな日々に頭の中で思うことを、漏れ出るように綴っていくエッセイ集。

    奥の深いくだらなさに心の底から笑いがこぼれ、何となく元気になれるかも。

    解説の椰月美智子さんも「なにこれ!? 笑わない自信があったのに……」と、身悶えするほど大爆笑。

    この本棚の管理人も大爆笑w

  • 「40代独身、趣味昼酒の女性が、怠惰な日常に無駄な妄想を絡めて綴る抱腹絶倒エッセイ第二弾。奥の深い「くだらなさ」に心底笑えます。」

    『高校図書館デイズ』(成田康子著 ちくまプリマ―新書)で女子高生がこの本について語っていたのを読んで読みたくなった:
    「わー、テストつらいよー」と思って本棚を眺めて、あらためて手に取ったのがこの本。ーこの本はいつ読んでも期待を裏切らない。どこから読んでも”安定”のおもしろさがある。単純な毎日を、一見軽そうに見える文体でうじうじ書いていく。ところどころの言い回しが好き。あと、ここまで酒を飲みまくる女の人っているんだ、と思う。憧れはしないけど、私ももうちょっと朗らかにいようと思う。「父のあずきアイスともち」の話が好きだ。人の日記って、こんなにも愉快。」
    (『高校図書館デイズ』p73)

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著者プロフィール

1960年代、北海道札幌市生まれ。文筆家。2005年、ネットの公開日記をまとめた『枕もとに靴――ああ無情の泥酔日記』で寿郎社からデビュー。著書に『最後のおでん――続・ああ無情の泥酔日記』『ぐうたら旅日記――恐山・知床をゆく』(以上、寿郎社)、『生きていてもいいかしら日記』『頭の中身が漏れ出る日々』『すべて忘れて生きていく』『私のことはほっといてください』(以上、PHP文芸文庫)、『ロスねこ日記』(小学館)、『いやよいやよも旅のうち』『石の裏にも三年』『晴れても雪でも』(以上、集英社文庫)など。

「2020年 『ハッピーライフ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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