- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569698014
感想・レビュー・書評
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オードリー・タン氏の書を読んで、李登輝氏の書を手に取る。指導者の条件について、氏のクリスチャンとして、聖書の引用。旧日本人として日本の諸制度からの引用、中国人として儒教を含む古典からの引用をもとに、氏の哲学がのべられている。
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「まさみち」という方が書いているレビューと同感。
但し、折に触れて読み直すべき本だと思った。 -
哲学と信仰 という点が気になる…
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もし李登輝氏の著作でなければ、「全体として凡庸」と言って差し支えない内容だと感じました。
ただ、アジアはもちろんのこと、世界でもトップクラスの国家指導者であった著者が、自らの国家運営の経験を散りばめ、自らの思想・哲学を整理してくれている点において、価値があります。
特に「Ⅰ 指導者が持つべき哲学」は、明確な信仰を持たない人が少なくない現代日本人にとって、信仰またはそれに代わる哲学の役割・効果・重要性に気付かせてくれます。
この気付きは、人によってはその人生を大きく左右する可能性を秘めていると思います。
全体を通して、文章は平易で、ボリュームも軽め。ちょっとした時間に読了することができます。
気分転換に気軽に手に取ってみる、そんな一冊です。 -
読みたい 図書館にあり
内容(「BOOK」データベースより)
国家・組織の命運は指導者の素質と能力で決まる。世紀の哲人政治家が書き下ろした究極の指導者論23章。 -
李登輝は日本での植民地時代に日本語を学び、西田幾太郎や鈴木大拙らを読破して非常によかったと影響を受けている。日本人としては嬉しいことだ。
彼は敬虔なクリスチャンとして常に信仰は忘れないとのこと、困った時は神様に相談する。
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哲学と信仰。
指導者として、何をしなくてはいけないのか。
彼なりの哲学を感じた。
政治においては、
直線の最短距離より、
遠回りの方がいいかも知れないと彼は言う。
確かに、直接的なアプローチが、
必ずしも良い結果を招くわけではない。 -
指導者は、精神的・哲学的な面を磨く必要があり、権力に溺れず、人事に関してはクールに振舞わなければならないというようなことを実感しました。