「女の勘」はなぜ鋭いのか (PHP新書 530)

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569701578

作品紹介・あらすじ

なぜ女性は男の嘘を見抜くのか。実は、嘘をつくとき、男はべらべらしゃべるのに対し、女性は黙り込む。女性は肝心なときには余計なことを言わない。その一方で広く浅い趣味で感覚を磨き、占いでイメージ能力を身につけることで、知らず知らずのうちに勘を研ぎ澄ましている。そんな女性たちは、男に何を求めているのか。女性が望む「優しさ」を、男は勘違いしている?どうしてダメ男がいい女を虜にできるのか?女性向けエッセイの名手が女心の本質に迫る。女性とのつきあいがよりスムーズになる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 女性誌の編集部を数軒渡り歩き、フリーのライターになった作者。
    冒頭から中盤まで読み進めると、随分と前時代的な作者の爺さんが、女性とはかくこうあるべきだなんて理想や期待が垂れ込め、学術的論拠もないし、出典も明らかじゃないし、げんなりしていたが...

    あれ、後半から風向きが変わる。
    思い当たる節も多々あり、もちろん何言ってんだなんて嘆息ものも散見されるが、読み飛ばさず、読み流さず、なんだかんだと、一行一行にツッコミを入れながら最後まで読み切ってしまった。
    読者を惹きつけておくという意味では、ライターとしての手腕は確かなのだろう。

    世間話には使える程度の内容ではある。
    致命傷なのは、タイトルに対しての解答がなく、男性諸氏へのエールで締め括るとこだな。

    ただ、何にせよ、女性の勘は鋭いという事実に異論を挟む余地はないだろうね。だろうねと言うか、ない。

  • 特徴的観点から捉えた男女の違い。リーズニングも特徴的観点であるあたり、著者のいう女性らしさが滲み出ている。

  • これは…女が読む本じゃあないんだね?笑
    どうやって「勘のいい女」と付き合っていくか~という指南書。

    こうやって改めて女の生態について暴かれると、なんかちょっと癪だなあw
    でも納得いくところも結構あった。
    なるほど、女は〝現状維持,安定志向,(大きな)変化を好まない〟生き物なのか!…言われてみればそうかも、自分。

  • へー!と女性だけど思いました。
    なるほど!そういわれればそうかも。

  • 男性はぜひ読んでみたほうがいいのではないかと思いました。
    女性は、積極的に嘘はつかないけれど、嘘にならないように黙っている、というところ、本当だな~と思ったし、男性は嘘をつく時ほど、そわそわと言い訳や口数が多くなるというところも素直な感じでそうだろうな~と思いました。

    女性のほうが一瞬一瞬の判断がシビアだということ、ノンバーバルなコミュニケーションや読み取りが普段から長けているというところ、活用できる側面はたくさんあるなと感じました。

  • 女の子は色んなことに興味があり、色んなものを数多くみて、それらを「なぜ?」と考えるまえに「好き」「嫌い」と判断している。その好き・嫌いの判断の量が多いこと。

    そして、決めつけることをせず常に最新の情報を判断材料にするため、観察することが非常に細かい。

    ということを勘のするどさの理由として書いているのですが・・・そこに理屈がない。




    という考え方自体が男的なのでしょうか?

    いずれにせよあまり納得できる内容ではなかったですね。

  • 女性との付き合いがうまくいかない男性にお勧め。ぼんやりではなく、ある程度。整理化されて女性と男性の違いを大まか知っていても良いも知れません。(どこで役立つかは知りませんが)

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著者プロフィール

1944年、東京都生まれ。青山学院高等部を経て早稲田大学第一文学部卒業。大学在学中に「NHK漫才台本コンクール」入賞。1968年、集英社入社。「週刊プレイボーイ」編集部に在籍。
1971年、退職。写真家森山大道に師事、カメラマンに。1972年、主婦の友社入社。「主婦の友」編集部を経て、「ギャルズライフ」編集長に。在職中に執筆した小説「住宅」が文学界
新人賞を受賞、芥川賞候補となる。1986年、主婦の友社を退職し作家に。恋愛小説、ジュニア
小説(コバルト・シリーズ)、ユーモアミステリー、恋愛エッセイなど著書は100冊以上。
「宝生茜」名義ではミステリーを、「赤羽建美」名義では生き方エッセイを書く。ベストセラー
には『素敵勝手な恋愛マナー』『はじめての恋愛』『男の恋ごころ』『女のルール 100』等がある。

「2005年 『とほほ眼鏡』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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