- Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569702223
感想・レビュー・書評
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あー、なかなか日本企業にとってみれば、耳のイタイような話だよなぁ…と思うような感じ。
属人思考うんぬん…、鶴の一声うんぬん…、そっからの、”ナンバー2”としての心構えうんぬん…、とね。
だいぶ日本企業に寄った書きよう内容ではあるが、いまだそういう凝り固まった考えに支配されたオジサンたちが、、日本社会や政治の中枢を担っている状況ではね、なんとも。
で、というか、こういうのをそもそも読んで欲しい、そういうオジサンたちは、基本的にこういう自分に刺さるような内容を取り入れようとしないもんな~…と思いました、とさ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本の趣旨は、決して「ナンバー2が会社をだめにする」ということではなく、「ナンバー2は非常に重要なポジションなので、ここを閉める人々の力量が組織を良くも悪くもする」ということである。趣旨は、なるほどと思うのだけれども、この著者の組織論は、「属人的である」ということ徹底的に嫌い、「属組織的である」ことがよいとする。ある場面ではこれは説得力を持つのだろうが、最終的にはこの姿勢は、組織を官僚化、硬直化へと導くと思う。要は、「属人的」VS「属組織的」のバランスだろう。
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組織風土を刷新する具体的な処方箋を提案。「鶴の一声」会社は危ないという本。
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ナンバー2というと、私は羽柴秀吉の配下であった羽柴秀長や黒田官兵衛がイメージされる。そういう気持ちでこの本を手にしたのだが、ここには歴史上の人物はほぼ出てこない。現代の組織風土に関して、いかに組織が腐敗していくのか、またその対策について述べている。
本を手に取ったときのイメージと実際読んでみてのギャップが大きかった本だが、具体例が多く、頭に入りやすかった。 -
一般的に組織論において言われていることを、小難しく言っているようにしか思えず、つまらなすぎた。
とりあえず、最後までは読み切ったが読む価値はなし。 -
実際はナンバー2こそが会社を継続的に発展させる要であるということです。『属人思考』が組織に歪みをもたらすことが定量的に評価されていて、参考になります。おすすめです。
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実家の本棚にあったので何となく読む。企業の不正などを組織論を絡めて語るよくあるビジネス書かとおもったら、全然違う。筆者はまずナチスドイツ(と当時の国民や見守っていた先進国)がユダヤ人殺戮をいかに正当化していったのかという流れを説明し、企業の組織腐敗でもおなじ現象がおきていると論ずる。僕が編集者なら書名は「2度と戦争をおこさないためには? 〜あなたが気をつけるべき幾つかのこと〜」などと大きく出ると思った。
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2008/10
会社がだめになる要因として、権威思考や属人風土などが問題点だと論じている。そのような状況になるのはどうしてか、そしてそれがなぜダメなのかを説き、そうなるのはナンバー2たる人材の能力が大きく影響しているとまとめる。
言いたいことは理解できるが、タイトルとは少々乖離している印象で、それが残念。