- Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569763569
感想・レビュー・書評
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若い人って良いなと。
悩んだり、昔を思い出したり、年代を超えた人達との関わりに感謝したりと厳しさと懐かしさを感じながら読み終えた。
もう学生でも若くもない自分でも共感出来て自分はどれだけ成長出来たかな、と考えてしまう。
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理子と亜紀の登場頻度が激減して少し寂しい。
あの2人の踏ん張りをもっと読みたかったから。
でも若い2人の悩んで揺れて、そして近くには書店や本があり、本好きの仲間がいる新たな展開もよかった。
作中に出てくる本が未読のものばかりで、本屋さんや図書館に駆け込みたくなる!
夜の図書館に泊まらせてくれないかな。
夏だし?そういうイベントがあってもいいよね!
好きな本や気になる本を手に取って、読んだりパラパラめくったり、ゴロゴロしてみたい。 -
シリーズ第四弾。
世代交代orスピンオフ?
主人公は理子と亜紀から、前作で登場した愛奈、そして彩加へと。
愛奈の家庭がとてもいいです。
進路に悩む娘に、それとなく一冊の本を勧める母。
本で語り合える母娘、素敵。
そして母が語ったあの時代…。
「就職課に貼り出される求人票からいくつか受ければ、どこかには引っかかる」
「学校推薦さえ取れていれば、まず落ちなかった」
「お茶くみやコピー取りが主で、職場の花と言われているうちに結婚退職するのが理想」
「ただキャリア志向のある女性には今より厳しく、セクハラも多かった」
「今は専業主婦以外の可能性はずっと広がっている」
同世代の自分には頷けることばかりでしたが、
今の学生さんからすると驚きですよね。
時代と言ってしまえばそれまでですが、フクザツです…。
また、トルコで修行したパン屋さん・大田と彩加の関係。
ブックカフェのその後も、愛奈が選択した進路も気になるし…。
そしてクレーマーVS理子、スカッとしましたね!
やっぱり理子、カッコいいです!
向田邦子氏のエッセイ『夜中の薔薇』#手袋をさがす
読んでみたいです。 -
新興堂書店アルバイトの高梨愛奈。
就活を前に、本当に自分の進みたい道が何なのか、悩みに悩む。
駅ビル書店の契約社員である宮崎彩加は、正社員登用に喜んだのもつかの間、思いもかけないことが起こり…
自分自身のころとは全く違う今時の就活。
大変だろうなぁ…、と想像はしてみるのだが。
愛奈と彩加のがんばりに拍手!!
元気になれる一冊でした。 -
あ、書店ガールって、4も5も出てたんだ?とあわてて読みました。
主人公は西岡理子と小幡亜紀ではなく、バイトの愛奈と別な書店の彩加。
若い世代の就活などの話なので、より広い対象向けに、わかりやすく描かれていると思います。
新興堂書店でまだバイトを続けている高梨愛奈。
周りではもう就職活動が活発になり、「書店に就職するつもりなの」と聞かれます。
書店員は、けっこう重労働なわりに給料などは決して高くないので、普通は目指すべき仕事ではないらしい?
愛奈の友達に、あまり本を読む子がいないっていうのが、なんとも‥ですが(苦笑)
バイト先でのちょっとした出来事も、本好きには楽しいエピソードですね。
別な駅中書店で働く宮崎彩加は正社員になることができたが、地方の小さな書店の店長にと打診されます。
故郷の沼津では伯母が本屋をやっていて、近くに出来たパン屋と提携する話が持ち上がる‥?!
それぞれ本人にとっては大問題だけど、どろどろした状況ではなく、可能性が広がって面白いです。
4作目はドラマ化の頃に発行されたらしい。
ドラマは視聴率的に惨敗とのことですが~ちょっとキャラの性格やストーリーの狙いが絞りきれていなかったよね。
悪くはなかったんだけどなぁ。私は全部見ましたよ☆ -
面接で求められるのは、その場で何を求められているかを敏感に察知して、臨機応変に対応すること。
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主人公変わったね。
最初の方で彩加なのか愛奈なのかよくわからなくなったけど、なんと誤植が2箇所!
電話で沼津の親と話しているのに愛奈になってるし、そりゃあ混乱するわ。
終盤に怒涛のように出てきた作品はほとんど読んだことのないもので、ほんと作者は色んな本知ってるなぁ… -
仕事に誇りをもった女性書店員の話。
ここで働く書店ガールに教えられて、また、新たな本との出会いが始まる。
今回は就活の話。就活生に読んでほしいと思った。
碧野圭さんの文章は読みやすく、心にすーっと入ってくる。