夢幻花 (PHP文芸文庫)

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著者 : 東野圭吾
  • PHP研究所 (2016年4月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (476ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569765600

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夢幻花 (PHP文芸文庫)の感想・レビュー・書評

  • ベストセラー作家の著者をして、「こんなに時間をかけ、考えた作品は他にない」と言わせる作品だけある。
    導入部の伏線は何を意味するか?、黄色いアサガオとは?、そして殺人事件の裏にあるのは?、と興味を嫌が応にも掻き立て、最後まで小気味よいテンポで、読者を引っ張っていく。
    「一生懸命、自分が信じた道を進んできたはずなのに、いつの間にか迷子になっている」大学院生と、元五輪候補スイマーの二人が探偵役となって、事件の謎を追ってゆく。
    さすが著者は読者の心を掴むのがうまい。
    エピローグで、現代日本が抱える原発問題に、理系らしく著者なりの一つのテーゼを提示する。

  • 黄色い朝顔って確かにないなって初めて気が付いた。
    色合い的には、存在しそうなのに…。

    冒頭の事件から直ぐに登場人物・場面が、切り替わってしまうので、「え?あの事件は?!」と思いつつも、テンポの良い展開に引き込まれる。

    そして、随所に散りばめられている伏線を、物語終盤になって勢いよく回収してしまう構成は、さすが!の一言に尽きる。

    専門家ではないから、言い切れるわけではないのだけど、東野圭吾は、司法制度のみならず、バイオ系もいけるのか、と。
    賢いんだろうなぁと改めて思わされた作品。

  • 平和な幸せな日常から・・のプロローグ1と疑問を残した淡い青春の恋と家族関係のプロローグ2。
    そして現在の梨乃の祖父の事件が後々絡み合ってきて、それを解き明かしながらの話は、面白くスムーズに読めました。
    事件の解決と一緒に、登場人物の蒼太の家族への引っかかりが解決し、また梨乃と蒼太の見失っていた夢がまたはっきりとしてとっても清々しいです。
    沢山の伏線が読んでる感を満足させてくれました。
    せっかくの平瀬の頑張り、息子さんとのその後も何か一つ書いてほしかったかな。。

  • 東野圭吾の小説は読みやすくてよいです。
    夢幻花も情景が目に浮かぶ感じでスムーズに読み進めました。
    蒲生家と伊庭家の関係がう~んって感じでしたが・・・。

    ただやはり東野圭吾の小説のNo.1は私の中では白夜行かな・・・と。

  • 本を読めなくなっていたから東野圭吾の本を買ってみた。
    また本を読む気力が出てきた。
    本を読むって面白い。
    登場人物みんな魅力的でどんどん読み続けた。
    最後どう繋がるのか考えないでひたすら読んだ。
    花というよりそれぞれの人間がいろいろな思いで生きているのがいい。

  • 異なるいくつかの登場人物のエピソードが、クライマックスにかけてどんどんつながっていくのが面白かった。最後はいい話。

  • ...素晴らしいぃ!
    確実に数年後も記憶に残るハイレベルなミステリー。実は東野作品とあまり好みがあわないのですが、これはどんぴしゃ。

    まあ確かに今時、「家」ってそこまでの力持つかなっていう声もわかるけど、読んでいる間はそんなことも全く気にならないくらい、とにかく全編通して面白かったです。

  • オリンピック期間中はテレビ漬けの日々。オリンピック明けは、東野圭吾で決まり。期待を裏切らない。一気に読了です。

  • 黄色い朝顔の話。本当か嘘なのか気になる...黄色い朝顔...あるのかな...

  • 黄色い朝顔にまつわる宿命によって引き起こされた事件、その真相が、登場人物たち個々の事件と結びついていく、その人間ドラマの広がりにどんどん引き込まれてしまいました。そしてその事件を解き明かしていく原動力にあるそれぞれの人間関係。全員が深いところで結びついているために、それがパラレルに結びついていくのだなと、この物語のありえないような展開が、現実味を帯びて感じられました。
    いろんな人々の小さな罪が、このような悲しい物語を作ってしまうということを、知っておかないといけないと思わされました。

  • 単行本での発売当初はあまり評判がよくなかったが、まずまず面白かった。
    黄色いアサガオは存在するのかー、研究していた祖父は何故殺されたのかー、意外な犯人にビックリできる。

  • 黄色いアサガオを追って若者二人が事件の真相を追う。
    続きが気になって一気読み。
    最後は若者二人が決意新たに自分の道を進み始める。
    清々しいね。

  • 「バンドメンバーの自殺」「黄色いアサガオ」そして本のタイトル。
    なんとな~く話の流れが想像できてしまったけれど、
    それでも楽しめました。

    そこかしこに散りばめられたエピソードが、最後1つ1つ繋がっていく様に、あぁ、そう繋がるんだ!と。

    ただ。。。。祖父を殺した犯人に面会&同情(?)っていうのは、チョット理解に苦しみました。
    犯人を「憎む気持ちが全然わいてこない・・・」という孫2人。
    いっくらなんでもそれは・・・・・
    家族に恵まれなかったおじいちゃんに同情です。

  • 伏線を張り続けて、最後に一気に解説している感がすごい。もう少しバランスが取れないものか。最後、伊庭孝美の存在感薄すぎ。

  • 読後の爽快感が最高です。
    本の中間を過ぎても、パズルのピースを一つずつ確認しているような状態で、本当に繋がるのか??残りのページ数で、伏線回収して話を終わらせることできるの??と違う意味でもハラハラしました。
    が、さすがです。きっちり回収して、きっちりピースが嵌っています。ミステリーとしても最高ですが、登場人物たちの成長物語でもあったと思います。そこを考えると、ひとつ、気になるのは、早瀬さんの家庭環境には変化があったのかなぁ。

  • さすが東野圭吾の最新作。
    途中から結末が気になって頁をめくる手が止まらなかった。

    地震に原発問題、そして薬物…。
    この御時世を反映したと思われる要素が全体的に散りばめられており、作者自身のこれらの問題に対する考えも垣間見ることができた気がした。

  • 好きな作家だけあって、さっと読めた。黄色い朝顔を巡るお話。縁とはこのように繋がることもあるかなと思わされた。

  • 2017年9月17日読了

  • 飽きずによみやすかったです。
    ただ、テーマパークのカートに乗るアトラクションみたいで、物語の世界が勝手にどんどん進行していって気づいたらゴールでした、といった感じの印象を受けました。
    味わい深い文章があったり、考えさせられる場面なんかもなく、あっさりした読後感を持ちました。

  • 内容自体はいつもの東野作品といった感じ。
    だがエピローグ部分を含めると一気に重くなる。
    誰かがやらないといけないこと、に対する痛烈な意見が反映されている。
    才能、使命、責任、貧乏くじ

  • 変わらぬ安定感で安心して読めるのが、この作家さんの魅力の一つ。
    謎をいくつも提示しながら、それをコツコツと解き明かしていく作業にグイグイ引きつけられ、いつしか結末へ。
    満足できる一冊。

  • 面白かったです。一族にまつわる謎を追う、面もありました。そういうのが好きなので良かった。

  • 園芸好きの祖父の家を度々訪ねていた秋山梨乃は、祖父の園芸好きの趣味を生かせる花の紹介ブログを作成する事を提案。定期的に花の写真をアップしていたのだが、或る日梨乃が祖父の家を訪ねた際、見た事もない花が開花しており、ブログへのアップを提案したが、祖父は何故か断った。その後、梨乃はいつものように祖父の家を訪ねると、そこには祖父の遺体があった。なぜそして誰が祖父を殺したのか!?祖父がブログのアップを拒否した謎の花と多くの因縁。良い作品です!

  • おすすめされた読もう。

  • 黄色いアサガオを追うと身を滅ぼすという。江戸時代のアサガオブームの中で徐々に消えていった黄色いアサガオ。この物語に書かれたような理由で本当に絶滅したのだとしたら、そのことの方が驚きだ。史実なのかどうかが気になる。

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夢幻花 (PHP文芸文庫)の作品紹介

殺された一人の老人。手がかりは、今は存在しないはずの黄色いアサガオ。深まる謎、衝撃の結末、一気読み必至の柴田錬三郎賞受賞作。

夢幻花 (PHP文芸文庫)の単行本(ソフトカバー)

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